- 1) 軸受には多孔質絞りを採用し、高剛性でエアの流量が少ない。
- 2) 案内レールとスライドテーブルの材質は、共にセラミックスを使用し、軽量でレールのたわみが少ない。
- 3) 駆動モータ付きエアスライドユニットも製作している。

エアスライドの駆動方式としては、ボールねじとモータ、リニアモータ及びワイヤ又はベルトがある。ボールねじによる駆動は、簡便な方法として最も多く使用されているが、取付け方によっては運動精度に大きな影響があるので、ナットとスライドテーブルの結合には工夫を要する。図4はA形エアスライドの無負荷時の真直度で、駆動による影響を避けるためワイヤで駆動した結果、高い精度を得られた。
エアスライドの高い精度を発揮させるには、駆動機構や制御方法も使用条件に適した方法で、直線案内装置として設計・製作する必要がある。
