メインビジュアル

精機製品・産業レポート:NSKリニアガイド ミニアチュアLHシリーズ

特長

NSKリニアガイド ミニアチュアLHシリーズ
近年の情報産業の発展はめざましく、半導体や液晶製造設備に使用されるリニアガイドの数量は急増しています。
これらの半導体、液晶製造工程の中でも特に組み立て、搬送、検査等の装置にはミニチュアサイズのリニアガイドが数多く用いられています。
このような用途にLHシリーズの特長をそのまま受け継いだ、NSKリニアガイド ミニアチュアLHシリーズをご紹介します。

1. 自動調心性

回転軸受で言うDF組み合わせと同様で、接触線の交点が内側にあり、モーメント剛性が小さくなるため、調心性が大きくなります。
これによって取り付け誤差吸収能力が増加します。

自動調心性

2. 耐衝撃性

下側ボール溝がゴシックアーク形状であり、溝の中心をオフセットしてあるため、通常は2点接触していますが、衝撃荷重のような高荷重が上方向作用した場合には、通常は接触していない面でも荷重を受けます。

耐衝撃性

3. 高耐食性

耐食性の高いマルテンサイト系ステンレス材を標準材としていますので、高い耐食性を持っています。

4. メンテナンスフリー

潤滑ユニット[NSK K1™]が装着可能ですので、長期メンテナンスフリーを実現できます。

メンテナンスフリー

リニアガイドの「NSK K1™」性能比較耐久試験

無潤滑では79kmで継続走行不可となったのに対し、「NSK K1™」のみの潤滑では、25,000kmを越えてなお継続走行が可能です。

詳細はこちらへ 「固形油」の開発とNSKリニアガイドへの応用

詳細はこちらへ NSKリニアガイド用「NSK K1シール」の開発