日本精工株式会社
コーポレート・コミュニケーション部
生物多様性のための30by30アライアンス、TNFDフォーラムに加盟
日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長・CEO 市井 明俊、以下NSK)は、生物多様性の取り組みに関して、環境省が推進する「生物多様性のための30by30アライアンス」および国際的なイニシアチブである自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Nature-related Financial Disclosures、以下、TNFD)の活動を支援する「TNFDフォーラム」に加盟しました。
環境省が推進する「生物多様性のための30by30アライアンス」は、2030年までに生物多様性の損失を食い止め、 回復させる(ネイチャーポジティブ)というゴールに向け、 2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しようとする目標の達成に向けたアライアンスです。
TNFDは、自然資本及び生物多様性に関するリスクや機会を適切に評価し、開示するための枠組みを構築する国際的組織で、TNFDフォーラムは、多岐にわたる分野の専門知識を有する企業・機関・団体が集まり、TNFDに関する最新情報を共有し、情報開示枠組みの構築に向けた支援などを行っています。
NSKは、ネイチャーポジティブへの貢献に向けて、上記加盟を通じて、事業活動が自然に与える負荷や自然の損失によるリスクの検討を行い、それらの適切な情報開示に努めます。また、ステークホルダーとも連携しながらバリューチェーン全体で自然資本や生物多様性の保全への取り組みを通じて、持続可能な社会への貢献と更なる企業価値の向上に努めます。

■参考:NSKの生物多様性への取り組みについて
NSKグループは、ネイチャーポジティブ*1 に貢献するため、「NSK生物多様性ガイドライン」*2 に生物多様性の保全に向けた基本方針、行動指針を定め、事業活動が生物多様性に与える影響を把握し、ネガティブな影響の抑制とポジティブな影響の促進を図っています。
NSKグループは、絶滅危惧種の保護や植樹活動、里山保全活動、天然記念物の保護、海岸保全活動など、生物多様性に関する社会貢献活動をグローバルに展開しています。
*1:ネイチャーポジティブ:自然を回復軌道に乗せ、生物多様性の損失を止め、反転させることを指す。
*2:NSK生物多様性ガイドライン:2010年10月制定。
■NSKについて
NSKは、1916年に日本で最初の軸受(ベアリング)を生産して以来、100年以上にわたり軸受や自動車部品、精機製品などのさまざまな革新的な製品・技術を生み出し、世界の産業の発展を支えてきました。1960年代初頭から海外に進出し、現在では約30ヶ国に拠点を設け、軸受の分野で世界第3位、またボールねじ、電動パワーステアリングなどにおいても世界をリードしています。
企業理念として、MOTION & CONTROL™を通じて円滑で安全な社会に貢献し、地球環境の保全をめざすとともに、グローバルな活動によって、国を越えた人と人の結びつきを強めることを掲げています。2026年に向けてNSKビジョン2026「あたらしい動きをつくる。」を掲げ、世の中の期待に応える価値を協創し、社会への貢献と企業の発展の両立を目指していきます。