日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 内山 俊弘、以下NSK)が鉱山コンベアのプーリー用に開発した「高密封シール付高信頼性自動調心ころ軸受」がオーストラリアの クイーンズランド州鉱山コントラクター・アワード2016のベストプロダクト・アワード部門でファイナリストに選ばれました。
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プレスリリース
2016年09月13日
日本精工株式会社 CSR本部 広報部
日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 内山 俊弘、以下NSK)が鉱山コンベアのプーリー用に開発した「高密封シール付高信頼性自動調心ころ軸受」がオーストラリアの クイーンズランド州鉱山コントラクター・アワード2016のベストプロダクト・アワード部門でファイナリストに選ばれました。
本アワードは、コストセーブ、タイムセーブ、スタッフ/コミュニティ、ベストプロダクト、プロジェクト革新の5部門を対象に多彩な鉱山産業関係者によって選考されます。この内、ベストプロダクト・アワード部門は、最も革新的な製品を表彰するもので、NSKが開発した「高密封シール付高信頼性自動調心ころ軸受」は、本アワードの最終候補に選定されました。主催したボーウェン盆地鉱山クラブによると軸受メーカーが最終候補に選定されたのは今回のNSKが初めてです。
なお、本アワードと共同開催されたクイーンズランド州鉱山&エンジニアリング展2016では、NSKをはじめとして鉱山やエンジニアリング産業に関わる200社以上が出展しました。
本製品は、鉱山コンベアのプーリーに使用される軸受として、過酷環境下での異物侵入防止による長寿命化と軸受の組付精度の向上を実現しました。また、ISO寸法に準拠しており、従来品と同一寸法のため置き換えが可能です。内外輪にNSK独自開発材と特殊熱処理を施すことで負荷容量が向上し、軸受内部をコンパクトにすることが可能となりました。これによりシールスペースを確保しながら、従来品と同一寸法で同等以上の負荷容量を実現することができました。
さらには、異物侵入対策で長年実績のあるシールを採用することで高密封化を実現しました。また、ボルト締結型シールホルダーの採用により、組付時にシールを外し、すきま測定を行えるようになりました。これにより、組込み時の不適切なすきまによるはく離や焼き付きなどの損傷を防止します。