100th Since 1916

NSK Global

Sculpture Project

2016年11月8日に創立100周年を迎えたNSK。
世界各拠点から選出されたNSK創立100周年記念事業推進プロジェクトチームのメンバーを中心として、
NSKグループが10年後の2026年にどのような会社を目指していくのかを、
NSKビジョン2026 として策定しました。
その想いをNSKの製品を使って、形ある象徴として表そうと立ち上がったのが
NSK Global Sculpture Projectです。
このページでは3編に分けて、オブジェができるまでの道のりを皆様にお伝えしていきます。

  • NSKの新たな挑戦 ベアリングをはじめ、NSKが生産する製品のうち46種類の製品をグローバルに展開する拠点から集め、NSKビジョン2026を表現するオブジェをつくるプロジェクトが始まりました。
  • オブジェに込めた想い 10月の完成に向けて、46種類のNSK製品からなるオブジェが徐々に形になってきました。今回は社員がデザインに込めた想いとオブジェの制作の様子をご紹介します。
  • 次の100年へのスタート 世界各国の社員が一丸となって進めてきたこのプロジェクトもついに完成の時を迎えました。細部までこだわって制作されたオブジェのお披露目と共に、NSK創立100周年記念事業推進プロジェクトチームのメンバーにプロジェクトを振り返ってもらいます。

#1

PROJECT START

プロジェクト始動編

NSKの新たな挑戦
NSK Global Sculpture Project

創立100周年を迎えるにあたり、NSKのあるべき姿や100周年記念事業のコンセプトの構築と実行をミッションとして、若手のメンバーを中心に結成されたNSK創立100周年記念事業推進プロジェクトチーム。定期的にメンバーが集まり、100周年関連の話し合いを行ってきました。その中で、アメリカのメンバーが提案した「NSK製品を使ってオブジェをつくる」という案がこのプロジェクトの始まりです。この案が世界規模に広がり、各国の製品を集めて1つのオブジェをつくることにしました。

オブジェで表現する
「あたらしい動き」

プロジェクトが動き出してからは、各国の社員が積極的に参加し、多くのデザイン案が集まりました。投票で選ばれたのが、イタリアの社員 Paolo Laneveが提案したデザインでした。さまざまな製品から形づくられたこのデザインは、グローバルに活躍するNSKを象徴しつつ、未来に向かって走り出すという動きで、これからのNSKを表すNSKビジョン2026の「あたらしい動きをつくる。」を表現しています。
次回の#2制作レポート編ではデザインを手掛けた、Paolo Laneveにデザインに込めた想いを語ってもらいます。

NSK Global Sculpture Projectの
これから

デザインが決定し、現段階では世界中の工場が生産するさまざまな形状、サイズの製品が日本に集まりました。各拠点の製品を並べ、どのように組み立てていくかを検討しています。最終的には日本、米州、欧州、中国、インド、韓国、ASEANの7つの地域本社で展示できるよう7体のオブジェをつくる予定です。10月の完成を目指し、制作の様子を伝えていきますので、ぜひこのページをチェックしてください!

#2

PROJECT REPORT

制作レポート編

世界を回し続ける
NSK

NSKは30カ国210ヶ所の拠点でグローバルに挑戦を続けています。そんなNSKが生産・供給してきた、ベアリングをはじめとする製品は、家電製品など身近なものから宇宙の人工衛星まで、見えないところで暮らしを安全、安心、快適で豊かなものにしています( こんなところにNSK )。

未来に向かって走り出す
オブジェに込めた想い

オブジェのデザインは世界各国の社員による社内公募により集められ、選ばれたのがNSKイタリア社(ミラノ市)でセールスエンジニアとして働くPaolo Laneveのデザインでした。彼がオブジェに込めた想いを語ってもらいました。

NSKが100周年を迎える今年は、私も勤続10年を迎える区切りの年です。
私がオブジェのデザインの社内公募を知った時、最初に思い浮かべたのは、私たちが未来へ貢献するために必要な要素である「動き」「エナジー」「決意」のイメージでした。私は、この要素を「人」で表現したいと思いました。なぜならNSKを支え、動かしているのは多くの社員、つまり「人」だからです。そうして、NSK製品で構成するというアイデアのもと出来上がったのが、アスリートがゴールへ向かって全力疾走していくというデザインでした。
私たちもNSKイタリア、そしてヨーロッパ全体で、この想いであたらしい動きを作り出せるよう、取り組みを始めています。

46種類の製品が
創り出す形

今回使用する46種類の製品・部品の用途はさまざまで、もちろんその形状も大きさも多種多様です。それぞれの形を活かしデザイン画をもとに、どのようにレイアウトするかを決めていきました。各製品を固定する部品も出来上がり、シルエットをかたどったボードへ組み上げていく作業をするところまできました。熟練の職人の方の手により、細かな部品も一つ一つ丁寧に組み上げられ、さまざまな製品が一つの形になりつつあります。完成まであともう少しです。

#3

PROJECT COMPLETED

完成編

『動き』『エナジー』『決意』
あたらしい動きをつくる。

1年かけて制作してきたオブジェがついに完成しました。さまざまな製品や部品を組み合わせて表したのは、全力で走りだす人の姿です。その姿は、次の100年に向けて「あたらしい動きをつくる。」ために走り出したNSKの『動き』『エナジー』『決意』を力強く表現しています。

オブジェが完成して
プロジェクトメンバーが振り返る1年

「完成したオブジェを初めて目にしたとき、自分たちが想像していた以上の作品ができたというのが率直な感想でした。世界各国の拠点の製品や部品を集め、1つの作品をつくることは、グローバルに広がる拠点の社員同士が協力し合わなければできないことでしたので、一丸となって『動く』ことができた結果だと思います。 日本では、10月10日に社員向けの創立100周年記念イベントが開かれ、そこで初めてお披露目されました。プロジェクトチームのグローバルメンバーも駆けつけ、完成したオブジェを気に入った様子でした。世界中の7つの地域本社でもこれから飾られる予定です。
このプロジェクトで実現したように、今後も国や部門を超えて連携し合い、皆様の期待を超えられるような『あたらしい動き』をカタチにしていきたいと思います。」

次の100年へのスタート
NSKのこれから

3編にわたってオブジェができるまでをお伝えしてきましたが、あわせてNSKがグローバルな企業であること、そしてさまざまな製品を作り続けていることも知っていただけたでしょうか。次の100年に向けてNSKは、これからも創業のフロンティア精神をベースに、「円滑で安全な社会」と「地球環境の保全」への貢献を目指し、時代と社会のニーズに先駆けて、「あたらしい動き」をつくりだせるよう、走り続けていきます。