米国における製品ライフサイクルマネジメント(PLM)戦略の拡大

  • 米国で熟練した技術を有するアライアンス社からリコンディショニング事業を買収、鉄鋼、製紙等向けの軸受リコンディショニング事業を開始
  • リコンディショニングを通じてリユース、リデュース、リサイクルを積極的に推進、CO2排出量削減に寄与
  • NSKの強みである既存の技術サービスに、コンディション・モニタリング・システム(CMS)やリコンディショニングを組み合わせ、製品ライフサイクル全体でのサービスを提案、お客様設備の安定稼動とメンテナンス費用の抑制に貢献

日本精工株式会社(以下、NSK)は、製品ライフサイクル全体でのサービス提供体制を強化するべく、製品ライフサイクルマネジメント(PLM)戦略の拡大に取り組んでいます。その一環として、NSKグループの米国法人NSK コーポレーション社は、2021年12月23日、Alliance Bearing Repair and reclaim, LLC(以下、アライアンス社)から、軸受リコンディショニング事業を買収し、お客様の使用済み軸受を、損傷度合いにより手直しし再使用するサービスを開始しました。

アライアンス社は、2005年に米国オハイオ州で創業し、鉄鋼、製紙、発電、鉱業向けに軸受のリコンディショニングを行なっています。熟練した技術を有するアライアンス社のリコンディショニング事業をNSKグループに加え、軸受再使用によるCO2排出量削減を推進するとともに、お客様の設備メンテナンス費用の抑制に貢献します。

NSKは、製品を販売するだけでなく、その後の設備メンテナンスや補修、さらには製品の廃棄まで、お客様のバリューチェーンとのつながりを深めています。NSKは、高い技術力でお客様の課題を解決し、お客様と新たな価値を共創します。NSKは、今後も円滑で安全な社会の実現に貢献していきます。

アライアンス社について

代表者 ガイ・ボイト
事業規模 売上約4億円
主要事業 鉄鋼、製紙、発電、鉱業等向け軸受のリコンディショニング

NSKについて

NSKは、1916年に日本で最初の軸受(ベアリング)を生産して以来、100年にわたり軸受や自動車部品、精機製品などのさまざまな革新的な製品・技術を生み出し、世界の産業の発展を支えてきました。1960年代初頭から海外に進出し、現在では30ヶ国に拠点を設け、軸受の分野で世界第3位、また電動パワーステアリング、ボールねじなどにおいても世界をリードしています。

企業理念として、MOTION & CONTROL™を通じて円滑で安全な社会に貢献し、地球環境の保全をめざすとともに、グローバルな活動によって、国を越えた人と人の結びつきを強めることを掲げています。2026年に向けてNSKビジョン2026「あたらしい動きをつくる。」を掲げ、世の中の期待に応える価値を協創し、社会への貢献と企業の発展の両立を目指していきます。

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