ドローン用シリーズハイブリッドシステム実証試験への技術協力について

日本精工株式会社(以下、NSK)は、ヤマハ発動機株式会社(本社:静岡県磐田市、代表者:代表取締役社長 日髙 祥博)が開発に着手し、実証実験を実施しているシリーズハイブリッドシステム*を搭載した大型ドローンの実証試験機に技術協力を行いました。

* シリーズハイブリッドとは、エンジンで発電機を駆動し、発電した電力でモーターを駆動させる方式です。

ヤマハ発動機株式会社公開「シリーズハイブリッドシステム実証試験」動画より
ヤマハ発動機株式会社公開 「シリーズハイブリッドシステム実証試験」動画より

本大型ドローン実証試験機には、NSKが開発したプロペラの回転を支え、推進力や揚力を変えるためブレード(羽)のピッチ角度を調整する"可変ピッチ機構付きモータハブ"が搭載されています。

可変ピッチ機構付きモータハブ
可変ピッチ機構付き
モータハブ

プロペラの回転を支え、ブレード(羽)のピッチ角度を緻密に調整できるモータハブユニットには、高品質なアンギュラ玉軸受、スラストニードル軸受、ボールねじなどのNSK製品が使用されています。これら機能により高応答な推力(揚力)特性を得つつ、エネルギー効率の最適化が可能となり、機体の安定性と航続距離に寄与します。

NSKについて

NSKは、1916年に日本で最初の軸受(ベアリング)を生産して以来、100年にわたり軸受や自動車部品、精機製品などのさまざまな革新的な製品・技術を生み出し、世界の産業の発展を支えてきました。1960年代初頭から海外に進出し、現在では30ヶ国に拠点を設け、軸受の分野で世界第3位、また電動パワーステアリング、ボールねじなどにおいても世界をリードしています。

企業理念として、MOTION & CONTROL™を通じて円滑で安全な社会に貢献し、地球環境の保全をめざすとともに、グローバルな活動によって、国を越えた人と人の結びつきを強めることを掲げています。2026年に向けてNSKビジョン2026「あたらしい動きをつくる。」を掲げ、世の中の期待に応える価値を協創し、社会への貢献と企業の発展の両立を目指していきます。

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