日本精工株式会社
コーポレート・コミュニケーション部
日本精工、デルタ電子とロボティクス分野における協業に向けたMOUを締結
~ロボット事業部を新設、NSKの強みを活かしたロボティクス分野の事業化を推進~
日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長・CEO 市井 明俊、以下NSK)は、電源・制御・オートメーション分野で世界的に高い実績を有するDelta Electronics, Inc.(以下「デルタ電子」)と、ロボティクス分野における協業推進を目的とした基本合意書(MOU:Memorandum of Understanding)を本日締結したことをお知らせいたします。
あわせて当社は、ロボティクス関連事業を中長期的な成長の柱と位置づけ、本協業を含むロボティクス事業全体を推進する体制として、「ロボット事業部」を新たに立ち上げ、次世代ロボットおよびロボット用アクチュエータの開発・事業化を本格的に開始いたします。
1. MOU締結の背景
近年、製造業・物流・サービス分野をはじめとする幅広い領域において、ロボット技術へのニーズが急速に高まっています。特に、ヒューマノイドロボットや協働ロボットの分野では、小型・軽量化に加えて、高精度・高信頼性・高効率なアクチュエータおよび、そのための制御技術が不可欠となっています。
当社はこれまで、産業用ロボット分野において、軸受や直動製品を中心に多くの実績を積み重ねてきました。また、メカトロ技術を応用し様々なロボティクス関連技術の研究・開発を進めてまいりました。一方、デルタ電子は電源技術、モータ・ドライブ、産業オートメーション分野において世界トップクラスの実績を有しています。
両社の強みを融合させることで、次世代ロボット市場において競争力の高い製品・ソリューションの創出が可能であるとの認識で一致し、本MOU締結に至りました。
なお、NSKはこれまでにもデルタ電子と協業で、ロボティクス領域に向けたアクチュエータ開発に取り組んできました。今回のMOU締結は、こうした取り組みを発展させ、ロボティクス分野での事業化を本格的に推進する位置づけとなります。
2. MOUの主な内容
本MOUにおいて、両社はロボット用ロータリーアクチュエータおよびリニアアクチュエータ(回転・直動ジョイント)の適用拡大を目的として、以下の内容について協業を検討・推進することで合意しました。
・技術統合・システム検証:電子・制御技術と機械要素技術の適合性評価および統合設計について、両社で共同検討を行います。
・製品開発・試作:研究開発およびプロトタイピングにおいて協力し、次のフェーズに向けた契約形態や条件についても協議を進めます。
・事業化・市場展開:共同開発成果の市場導入可能性を検討するとともに、グローバル市場を見据えた事業化・販売展開について協議します。
なお、本MOUは両社の協業意向を確認するものであり、具体的な事業化や製品化については、今後締結される個別契約に基づいて進める予定です。
3. ロボット事業部の新設について
当社はこれまで、ロボティクス分野においてアクチュエータやサービスロボット開発、ロボット関連企業との連携などを通じて、さまざまな技術検討を進めてきました。これらの取り組みを一層強化し、中長期的な成長につなげるべく、ロボティクス関連事業に向けた体制強化の一環として、2026年3月にロボット事業部を新設いたしました。ロボット事業部では、株式会社アールティをはじめとするロボット関連パートナーとの連携を通じて、ロボット分野での新たな事業創出を推進しており、今回のデルタ電子とのMOU締結も、こうしたNSKのロボティクス関連事業強化の一環です。ロボット事業部の設立により、NSKの強みである軸受・直動製品やメカトロ技術を活かし、技術開発から事業創出までを一体で推進できる体制を構築し、ロボティクス関連事業の拡大を目指します。
<参考>
本件に関するデルタ電子によるプレスリリース
・日本語
・英語
・中国語
■NSKについて
NSKは、1916年に日本で最初の軸受(ベアリング)を生産して以来、100年以上にわたり軸受や自動車部品、精機製品などのさまざまな革新的な製品・技術を生み出し、世界の産業の発展を支えてきました。1960年代初頭から海外に進出し、現在では約30ヶ国に拠点を設け、軸受の分野で世界第3位、またボールねじ、電動パワーステアリングなどにおいても世界をリードしています。
NSKについては、こちらのページをご覧ください。
■デルタグループについて
デルタグループは世界有数のスイッチング電源、冷却ファンメーカーであり、またパワーマネジメント、電子部品、ディスプレイ、FA、ネットワークから再生可能エネルギーソリューションまで広範に渡る機器とサービスを提供しております。1971年に台湾で創業し、現在では世界各地に営業拠点と製造拠点を擁しております。
ホームページ:http://www.delta-japan.jp/