日本精工株式会社(以下、NSK )と公益財団法人 実験動物中央研究所(神奈川県川崎市、以下、実中研)の共同研究成果について、Springer Nature社が刊行するオープンアクセス電子ジャーナル誌「Scientific Reports」で6月3日付に掲載されました。
NSKは、長年培った軸受やボールねじ、およびメカトロ製品の技術を応用して、顕微鏡視野下で微細な操作を行うマニピュレーションシステムを開発しました。 これまでNSKは実中研と共同研究を行い、バイオ関連の研究に使用する中で、一連の操作を自動化するプロセスを実現しています。今回、世界初となるその研究成果を、論文で発表しました。
今後、バイオ・医療分野において、世の中の期待やニーズに応える新しい価値を異分野・異業種との協働で、よりスピーディに創造し、人が担っている作業に高度な再現性や自律性も持つ新しい機能・性能を付加したシステムを実現することで、新たな研究成果創出や、新たな分野の産業化へ貢献してきたいと考えています。
著者 | Eto T, Ueda H, Ito R, Takahashi T, Watanabe T, Goto M, Sotomaru Y, Tanaka N, Takahashi R. |
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論文テーマ | Establishment of an integrated automated embryonic manipulation system for producing genetically modified mice. |
掲載誌 | Scientific Reports. 2021 Jun 3;11(1):11770. doi:10.1038/s41598-021-91148-9. PMID:34083640. |
ウェブサイト | https://www.nature.com/articles/s41598-021-91148-9
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