日本精工株式会社(以下、NSK)は、任意団体「work with Pride」が策定する、職場におけるセクシュアル・マイノリティ(以下、LGBTQ)への取り組みを評価する「PRIDE指標2021」において、ゴールドを受賞しました。NSKの「PRIDE指標」受賞は、今回が初めてとなります。
NSKは社員一人ひとりの能力・特性を最大限に活かせる、働きがいのある職場環境づくりを進めています。中でも、目に見えにくい多様性への理解、共感を促進させるための一つの施策として、LGBTQを取り上げ、様々な取り組みを行っています。
NSKの多様性を活かした企業風土をつくるための、LGBTQに関する取り組み
NSKは、性自認・性的指向について、以下の考え方を明確にしています。
性自認・性的指向による差別を行わないと同時に、当事者の基本的人権を守ります
性自認・性的指向などを理解し、支援できるアライ(ALLY)※を増やします
性自認・性的指向に関わらず活躍できる職場環境、企業風土をつくります
この考え方にもとづき、LGBTQに関するセミナー、研修、相談窓口、ALLYを増やす取り組みなどの活動をしています。また、2020年に子供向けのLGBTQイベントを開催し、次世代や地域社会を含めて理解の輪を広げる取り組みを進めてきました。
社内の当事者向けには、2019年にトランスジェンダー対応ガイドラインを作成し運用してきており、同性パートナーも社員の家族として福利厚生の対象とする準備を進めています。
※ALLY(アライ):LGBTQの置かれた状況を理解し、自分ごととして行動できる支援者・仲間のこと
NSKオリジナルALLYステッカー
「PRIDE指標」について
LGBTに対する企業などの取り組みの評価指標です。<Policy(行動宣言)>、<Representation(当事者コミュニティ)>、<Inspiration(啓発活動)>、<Development(人事制度、プログラム)>、<Engagement/Empowerment(社会貢献/渉外活動)>の5つの項目でLGBTへの施策を評価するもので、総合的に「ゴールド」、「シルバー」、「ブロンズ」の3段階で表彰されます。 ※PRIDE指標の詳細はこちら
PRIDE指標とは - work with Pride
より。
NSKについて
NSKは、1916年に日本で最初の軸受(ベアリング)を生産して以来、100年にわたり軸受や自動車部品、精機製品などのさまざまな革新的な製品・技術を生み出し、世界の産業の発展を支えてきました。1960年代初頭から海外に進出し、現在では30ヶ国に拠点を設け、軸受の分野で世界第3位、また電動パワーステアリング、ボールねじなどにおいても世界をリードしています。
企業理念として、MOTION & CONTROL™を通じて円滑で安全な社会に貢献し、地球環境の保全をめざすとともに、グローバルな活動によって、国を越えた人と人の結びつきを強めることを掲げています。2026年に向けてNSKビジョン2026「あたらしい動きをつくる。」を掲げ、世の中の期待に応える価値を協創し、社会への貢献と企業の発展の両立を目指していきます。