日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長・CEO 内山 俊弘、以下NSK)は、世界ベアリング協会(WBA)及び一般社団法人日本ベアリング工業会、世界各地の当局と連携して、偽造品の排除に取り組んでいます。
NSKをはじめとする大手メーカーの軸受は、品質の高さによって世界中の様々な産業で高く評価されています。そのため、これらの軸受の偽造品があとを絶ちません。偽造品は、正規品に似せていますが、粗悪なものが多く、重大事故につながる恐れがあります。
NSKは、偽造品流通への対策強化及びお客様での生産・設計の効率向上支援のため、工作機械用精密軸受を対象としたアプリを開発し、2次元コードを用いたサービスを2018年1月から開始しました。
*:真贋判定をサポートするソフトウェアについては、「 軸受情報アプリ NSK Verify 」をご覧ください。
今回、NSKは世界ベアリング協会が2019年7月に導入した、共通モバイルアプリ「WBA Bearing Authenticator, WBACheck」に参画しました。このアプリは、加盟各社の製品の真贋判定が2次元コードの読取りで可能になります。これによって、複数のメーカーの軸受を使用するユーザーの利便性が向上します。また、製品がデータベースに登録されていない場合、アプリを通じてNSKに連絡することが可能です。
*:共通アプリWBACheckについては Stop fake bearings をご覧ください。
偽造品を排除するのは、費用と工数、時間を必要としますが、NSKは、今後も国内外で偽造品対策に取り組み、全てのお客様が安心してNSK製品をご使用頂けるよう取り組みを強化していきます。