日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長・CEO 内山 俊弘、以下NSK)は、東京大学大学院新領域創成科学研究科 藤本博志准教授らの研究グループと東洋電機製造株式会社(以下、本研究グループ)との共同研究において、世界初のワイヤレス電力伝送を用いたインホイールモータ(以下、IWM)の開発、および世界初の道路に敷設したコイルからIWMへの走行中給電による実車走行に成功しました。
この度、NSKの技術部員が共同執筆者となる本研究グループの論文が、IEEE(米国電気電子学会)発行の「IEEE Transactions on Power Electronics」(IEEEパワーエレクトロニクス部会論文誌)において、2016年に掲載された731論文(総ページ数8580)の中で、最高栄誉に当たる2017年最優秀論文賞(2017 IEEE Power Electronics Transactions First Prize Paper Award)を受賞し、2017年10月4日(現地時間)にアメリカ合衆国オハイオ州シンシナティにて授賞式がとり行われました。
NSKは共同研究を通じて、クルマの将来に向けたあたらしい動きを捉えた開発を進めてゆきます。
- 論文名:“Development of Wireless In-Wheel Motor Using Magnetic Resonance Coupling”
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磁界共振結合を用いたワイヤレス電力伝送によるインホイールモータの開発に関する論文です。
従来必要だったモータの電気配線を無くして、ワイヤレスで電力を送りモータを駆動させる技術について書かれています。
- 受賞名:2017 IEEE Power Electronics Transactions First Prize Paper Award
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IEEE(米国電気電子学会)発行の「IEEE Transactions on Power Electronics」(IEEE パワーエレクトロニクス部会論文誌)において、2016年に掲載された731論文(総ページ数8580)の中で、最も優れた3本の論文に授与される賞です。