日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 内山 俊弘、以下NSK)の元会長・社長の関谷哲夫(現 名誉社友)が11月8日に皇居において行われた平成二十八年秋の重光章勲章伝達式で旭日重光章を受章しました。今回の受章は、社業などを通じて日本および世界のベアリング(軸受)工業会の発展、さらには産業の発展や国際交流に寄与した功績が評価されたものです。
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プレスリリース
2016年11月09日
日本精工株式会社 CSR本部 広報部
日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 内山 俊弘、以下NSK)の元会長・社長の関谷哲夫(現 名誉社友)が11月8日に皇居において行われた平成二十八年秋の重光章勲章伝達式で旭日重光章を受章しました。今回の受章は、社業などを通じて日本および世界のベアリング(軸受)工業会の発展、さらには産業の発展や国際交流に寄与した功績が評価されたものです。
NSKは、幅広い産業に使われるため産業の米とも呼ばれるベアリング(軸受)の製造・開発を核に、ステアリングなどの自動車部品やモノづくりを支える精機製品をグローバルに供給しています。年間数十億個もの膨大な製品の生産力、世界をリードする技術力、そしてきめ細やかなカスタマーサービスを事業基盤として、地球規模で産業の発展や環境保全に貢献しています。
関谷は、国内事業の再構築と構造改革推進、国際展開の推進によって、激しい市場環境や構造変化の中、NSKを世界有数のベアリング(軸受)メーカーとして事業を拡大させました。
また、困難とされていた人工衛星の姿勢制御フライホイール用ベアリング(軸受)の国産化や新幹線の進化を支え続けてきたベアリング(軸受)をはじめとして、幾多の画期的な製品を送り出すなど、卓越した技術・製品により地球環境や安全・安心・快適な人々の生活に貢献しました。
ベアリング(軸受)産業の更なる発展のため、政策提言を行い、産業のグローバル化や空洞化問題について調査・研究を行い、欧米のベアリング(軸受)工業会との国際交流の進展、国際規格制定に尽力しました。
「2005年日・EU市民交流年」実施にあたり、外務省の諮問機関である日本側実行委員会の副委員長および、海外事業委員会委員に就任。日本の文化など幅広いジャンルをEUの人々に知っていただくために、約1,450件の事業認定に尽力するなど、日・EU市民交流年の実施に貢献しました。
このたびは、栄えある旭日重光章を賜り最高の栄誉であり、身に余る光栄に存じます。これもひとえに永年にわたり温かいご指導とお力添えをいただいた諸先輩方や関係各界の皆様のおかげと 深く感謝申し上げます。
先人たちが営々と築いてこられた仕事を受け継ぎ、世の中の変化に先駆けて地道な積み重ねを行ってきたことがベアリング(軸受)業界ならびに社業の発展につながったかと存じます。「産業の米」と呼ばれるベアリング(軸受)は、様々な機械の回転部の動きをスムーズにし、省エネルギー、信頼性、生産効率向上に貢献しています。六十年余にわたり、ベアリング(軸受)業界の発展と共に歩んできたことで、微力ながら産業の発展に貢献できたこと、さらにはグローバル化への布石を打つことで業界の競争力向上と世界の発展に微力ながら貢献できたことは、この上ない喜びです。
日本で初めてベアリング(軸受)の量産に成功した日本精工(株)は、本年11月8日に創立100周年を迎えました。はからずもこの日に、叙勲の栄誉を授かりましたことは誠に感慨深いものです。今後も、引き続き研さんと精進を重ねて、ベアリング(軸受)業界と社会のさらなる発展に微力ながら貢献していく所存です。