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プレスリリース
2016年04月12日
日本精工株式会社 広報部
~インダストリー4.0に対応し、欧州向けに高精度品の納期を大幅に短縮~
日本精工株式会社(本社: 東京都品川区、 代表者: 取締役 代表執行役社長 内山俊弘、 以下NSK) は、 欧州において、 NSKリニアガイドの高精度品の現地生産体制を確立しました。
NSKは、 この現地生産によって、 2018 年末に5億円の売上増を目指します。各種生産設備に用いられるNSKリニアガイドには、 搬送ロボットなど幅広い用途に適した「 一般品」 と、 工作機械や半導体製造装置などの高精度を重視した「 高精度品」 があります。 これまで、 高精度品は、 日本・ 韓国の2つの生産拠点で、 グローバル市場に対応してきました。 しかし、 欧州などの遠隔地へは、 海路で輸出するため、 3~ 6 ヶ月の納期を要していました。
近年、 世界経済の激しい変化の中、 製造業では迅速・ 柔軟な投資戦略が進められており、 なかでも工作機械や半導体製造装置では短納期化が求められています。 さらに最近の欧州市場では、 インダストリー4.0 に代表される、 生産設備のインテリジェント化の動きが高まっています。 この取組みにより、 生産設備の故障の予知が一般化すると、 これまでの定期的な部品交換ではなく、 故障時期に合わせた適時交換への移行が予想されます。 これに伴い、 高精度品リニアガイドにも、 短納期で供給する体制が求められます。
このような背景の下、 NSKは、 欧州の生産拠点における高精度品の製造・ 管理体制を高め、 現地での高精度品リニアガイドの量産体制を確立しました。
工作機械、測定装置、液晶・半導体製造装置など、高精度な製品が短納期で求められる各種生産設備に使用可能です。