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プレスリリース
2016年04月04日
日本精工株式会社 広報部
~省エネルギー化に貢献~
日本精工株式会社(取締役 代表執行役社長 内山俊弘、以下NSK)は、製鉄機械、連続鋳造機(以下、連鋳機と称す)ガイドロール自由側用『長寿命・高機能円筒ころ軸受』 を開発しました。この新製品は円筒ころ軸受で 『長寿命(摩耗抑制、ロールたわみの吸収)』 『ロール伸びをスムーズに逃がす』 『軸受組付性の向上』を実現しています。NSKは本製品により、設備の信頼性向上による高生産性及びメンテナンスコスト削減に貢献し、2018年10億円の販売を目指します。
連鋳機は、溶けた鉄から連続的に一定の形の鋼片を製造する設備であり、そのガイドロールには多くの軸受が使用されています。製鉄所では設備の安定稼動による高生産性及び保全周期延長によるメンテナンスコスト削減が求められ、連鋳機のガイドロール軸受には長寿命・高信頼性(突発損傷の防止)が強く求められています。しかし、ガイドロール用軸受は、重荷重、極低速で、冷却水、水蒸気に晒されるなど厳しい潤滑状態で運転さています。 よって、新興国をはじめとする海外の連鋳機用軸受では、摩耗による早期損傷問題などを抱えています。NSKはこの課題を克服した、主に海外連鋳機ガイドロールのメンテナンスコストの削減が可能な新製品を開発しました。
本製品は過酷環境下で使用される連鋳機用ガイドロールにおいて、従来に比べ3倍以上の寿命を実現し、連鋳機の生産性向上に貢献します。