日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 大塚 紀男、以下NSK) は、外径φ8mmの小型なサイズで世界最高レベルの高分解能を実現したエンコーダを開発しました。 本開発品は、精密計測機や半導体向けに狭いスペースでの高精度な角度検出を適用可能にしました。将来的には、ロボットの小さな関節部やウェアラブル端末など、様々な用途への適用の可能性を探っていきます。
NSKは、本製品の売上として、2019年に5億円以上を目指します。
* 外径φ8mm以下(当社調べ)

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プレスリリース
2014年09月16日
日本精工株式会社 広報部
~偏光方式を採用し、MEMS技術を活用することにより、世界最高レベルの分解能を実現*~
日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 大塚 紀男、以下NSK) は、外径φ8mmの小型なサイズで世界最高レベルの高分解能を実現したエンコーダを開発しました。 本開発品は、精密計測機や半導体向けに狭いスペースでの高精度な角度検出を適用可能にしました。将来的には、ロボットの小さな関節部やウェアラブル端末など、様々な用途への適用の可能性を探っていきます。
NSKは、本製品の売上として、2019年に5億円以上を目指します。
* 外径φ8mm以下(当社調べ)
工作機械、製造装置、ロボット、搬送機などでは、機械の高性能化に伴い、エンコーダのニーズが拡大しています。しかし、エンコーダは小型化と高分解能の両立が難しく、小さなスペースでは適用が限られていました。本開発品は、外径φ8mmの小型なサイズで、世界最高レベルの高分解能を実現したことで、高精度エンコーダの適用用途を拡大させました。
NSKは、9月17日(水)~19日(金)に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される 「第26回国際計量計測展」に本開発品を出展し、潜在的なニーズを広く開拓します。
従来のエンコーダは、外径サイズが小さくなると精度が低下するため、精密計測機器向けに求められる外径φ8mm以下のサイズでは、市販製品の最高分解能は1000分解能レベルでした。本開発品は、 新たに偏光軸検出方式を採用し、MEMS技術を活用することで、36000分解能を外径φ8mm以下の小型なサイズで実現しました。この結果、従来は困難とされていた小さなスペースへの適用を可能にしました。
180度の範囲で絶対角度を検出する、アブソリュート式エンコーダを採用した本開発品は、ロボットの 指関節部など、絶対角度の検出が必要な箇所に最適です。また、アブソリュート式は、電源を切った際の原点復帰が不要なため、作業のスムーズな再始動に貢献します。