
日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 大塚 紀男、以下NSK)は、NSK独自で開発した材料と特殊熱処理技術を組合せることにより、白色組織はく離寿命を含めた耐はく離性を備え、従来品に比べ長寿命化を実現した大型ギヤボックス用「長寿命大形ころ軸受(AWS-TF)」を開発しました。
NSKは、風力発電機などの重荷重下で使用される大型のギヤボックス向けに本製品を拡販し、売上として2017年にグローバルで10億円/年を目指します。
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プレスリリース
2014年04月04日
日本精工株式会社 広報部
~風力発電機など大型のギヤボックスの信頼性向上に貢献~
日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 大塚 紀男、以下NSK)は、NSK独自で開発した材料と特殊熱処理技術を組合せることにより、白色組織はく離寿命を含めた耐はく離性を備え、従来品に比べ長寿命化を実現した大型ギヤボックス用「長寿命大形ころ軸受(AWS-TF)」を開発しました。
NSKは、風力発電機などの重荷重下で使用される大型のギヤボックス向けに本製品を拡販し、売上として2017年にグローバルで10億円/年を目指します。
風力発電機や鉱山・建設機械、鉄鋼設備などの大型産業機械のギヤボックス*では、重荷重を支えるためにころ軸受が広く使用されています。近年、風力発電機では、発電量を増やすため大型化が進んでおります。また、鉱山・建設機械、鉄鋼設備では過酷な条件下で使用されております。その為これらの大型ギヤボックスに用いられる軸受には高い信頼性が求められております。
この度NSKは、大型ギヤボックス用としてNSK独自で開発した材料と特殊熱処理技術を組合せることにより高い信頼性を備えた大形ころ軸受を開発しました。
* ギヤボックス:入力軸と出力軸の間に複数の歯車を組合せることにより、入力回転数を希望する出力回転数に変換するための装置。
軸受に求められる要求機能を大幅に高めました。特に早期損傷をもたらす白色はく離については従来比7倍の耐久性を実現しました。
本製品は、従来品に比べて以下性能を向上し、過酷な使用環境においてもギヤボックスの信頼性向上に貢献します。