開所式で、多数の要人や顧客の皆様をお迎えし、NSK社長の大塚は、「NSKは、合肥に最先端の自働化設備と優れた技術を導入した工場を建設しました。合肥の軸受工場が本格的な操業を開始したことで、家電や先端産業が盛んな中国の内陸部においても、品質に優れた製品をタイムリーかつ安定的に供給できる体制が整いました。NSKは、今後も高機能製品から中程度の機能でより価格を優先したボリュームゾーン向け製品まで生産品目を拡充し、中国においても売上拡大のスピードを加速させ、創業100周年にあたる2016年までに中国事業の売上を現在の2倍強の2,000億円まで高める成長戦略の実現をより確実なものにします。」と挨拶しました。
NSKは1960年代より海外に積極的に進出し、この度の合肥工場の操業をもってグローバル生産拠点は世界13カ国、63カ所になりました。また、中国では同業他社に先駆けて40年以上前から国営企業向けに技術供与を行ない、1995年には上海市近郊に設立した昆山恩斯克有限公司で軸受の生産を開始し、中国の経済発展とともに事業を拡大し、今では中国国内12カ所の生産拠点において、産業機械軸受、自動車軸受、自動車部品、精機製品等全製品を生産するまでになっております。
さらに、NSKの全ての製品に関する技術サービスを可能とする技術センターを早くから設立し、中国全土をカバーする約20カ所の販売拠点と共に顧客満足向上に努めております。
NSKは、生産・販売・技術・管理において、現地の材料や現地の人材の活用を進め、現地に根ざした自己完結型企業として、中国の軸受市場では、既にNo.1のシェアと強いブランド力を実現しております。