日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 大塚紀男、以下NSK)は、マニュアルトランスミッション(以下、MT)やデュアルクラッチトランスミッション(以下、DCT)などトランスミッションの低摩擦損失、小型・軽量化に貢献する「軸シールタイプ密封クリーン玉軸受」を開発しました。
NSKは、MTやDCTの需要が伸びている欧州や新興国などで本製品の拡販を図り、2018年に本製品の売上18億円/年を目指します。
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プレスリリース
2013年06月18日
日本精工株式会社 広報部
~トランスミッションの低摩擦損失化と小型・軽量化に貢献~
日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 大塚紀男、以下NSK)は、マニュアルトランスミッション(以下、MT)やデュアルクラッチトランスミッション(以下、DCT)などトランスミッションの低摩擦損失、小型・軽量化に貢献する「軸シールタイプ密封クリーン玉軸受」を開発しました。
NSKは、MTやDCTの需要が伸びている欧州や新興国などで本製品の拡販を図り、2018年に本製品の売上18億円/年を目指します。
近年、自動車向けトランスミッションでは、一層の低燃費化のため、小型・軽量化や低摩擦損失などの効率向上が重要となっております。これに伴い、トランスミッション用軸受には、摩擦損失の低減や、小型・軽量化への貢献が求められています。その中で、MTやDCTで使用される玉軸受は、ギヤが噛合う際に発生する摩耗粉などの異物の侵入を防止するためのシールが必要であり、シールが摺動(しゅうどう)する際の摩擦低減が課題となっていました。また、従来のシール形状では周辺部品との接触による摩耗を防ぐため、軸受の取り付け部に間座が必要であり、部品点数の増加が課題となっていました。
今回、NSKは、トランスミッションの更なる効率化に向けて、トランスミッションの摩擦損失の低減と小型・軽量化に貢献する、「軸シールタイプ密封クリーン玉軸受」を開発しました。
* 緊迫力: | シールが軸を締め付ける力。緊迫力が大きいと摩擦損失が増大し、小さいと密封性が低下する。 |
NSKは、従来、トランスミッション内部に使用される軸受として、シールの装着により異物の侵入を抑制した「密封クリーン玉軸受」や、材料強化により耐異物性を向上させた「HTF玉軸受」を市場に投入し、グローバルに幅広いカーメーカーにご採用頂いております。NSKは、今後も自動車の小型・軽量化、低トルク化を実現し、自動車の燃費を向上する製品の開発を進めていきます。