
日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 大塚 紀男、以下NSK)は、歯の治療に使われるハンドピース用として、従来材よりも更に耐食性に優れた歯科ハンドピース用高耐食軸受を開発しました。
本製品は、洗浄や消毒のため高濃度アルカリ液に浸しても高い耐食性を備えており、歯科ハンドピースの良好な衛生状態の維持に貢献します。
NSKは、本製品を高耐食軸受にラインアップし、2017年度に歯科用軸受全体で20億円/年の売上を目指します。
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プレスリリース
2013年12月04日
日本精工株式会社 広報部
日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 大塚 紀男、以下NSK)は、歯の治療に使われるハンドピース用として、従来材よりも更に耐食性に優れた歯科ハンドピース用高耐食軸受を開発しました。
本製品は、洗浄や消毒のため高濃度アルカリ液に浸しても高い耐食性を備えており、歯科ハンドピースの良好な衛生状態の維持に貢献します。
NSKは、本製品を高耐食軸受にラインアップし、2017年度に歯科用軸受全体で20億円/年の売上を目指します。
感染症を防止するため、歯科ハンドピースには使用後に熱湯や消毒液による殺菌、及び高温の蒸気による滅菌が繰り返し行われます。近年、患者や医師の感染症に対する意識が高くなっており、高濃度アルカリ液による消毒や洗浄が行われるケースも出てきました。しかし消毒効果のある高濃度のアルカリ液は軸受に対する錆の原因となり歯科ハンドピースの性能を低下させます。
一般にステンレス材は耐食性を向上させると材料強度が低下するという性質を持っていますが、NSKは、ステンレス軸受材料の改良により、材料強度など基本性能を損なうことなく高濃度なアルカリ性の消毒液にも対応可能な耐食性を高めた軸受を開発しました。
(* 1999年NSK独自開発 長寿命高耐食ステンレス材)
本製品は、耐久性向上により、省資源化に貢献します。