
日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 大塚 紀男、以下NSK)は、ターボチャージャ用として低摩擦損失と信頼性を向上させた「高機能カートリッジ軸受」を開発しました。
NSKは、欧州などで急速に拡大しているターボチャージャ市場において、本製品を自動車の燃費向上に貢献する高機能製品として拡販を図り、2017年にグローバルに売上30億円を目指します。
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プレスリリース
2013年10月02日
日本精工株式会社 広報部
~ターボチャージャのレスポンスを向上し、燃費向上に貢献~
日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 大塚 紀男、以下NSK)は、ターボチャージャ用として低摩擦損失と信頼性を向上させた「高機能カートリッジ軸受」を開発しました。
NSKは、欧州などで急速に拡大しているターボチャージャ市場において、本製品を自動車の燃費向上に貢献する高機能製品として拡販を図り、2017年にグローバルに売上30億円を目指します。
近年、自動車の燃費改善や排ガス対策が急務となっております。このため、多くの自動車メーカーでは、エンジンの排気量を小さくすることで燃費の向上を目指しています。一方、エンジンの小型化による出力低下を補うため、ターボチャージャの需要が拡大しております。
ターボチャージャには、高温環境や高速回転での耐久性が要求されており、これまでは滑り軸受が広く採用されております。しかし、滑り軸受は摩擦損失(フリクションロス)が大きいことから、高温環境や高速回転で信頼性が高い転がり軸受が求められています。
今回NSKは、内部設計を最適化し、低摩擦損失と信頼性を向上させた高機能カートリッジ軸受を開発しました。
高機能カートリッジ軸受の採用により、ターボチャージャのレスポンス(応答性)が向上します。これによりターボチャージャの採用が拡大し、自動車の低燃費化に貢献します。