
日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 大塚 紀男、以下NSK)は、自動車用マニュアル・トランスミッション向けに信頼性を高めた「高信頼性クラッチレリーズ軸受」を開発しました。
NSKは、自動車需要が拡大している中国やアセアンなどの新興国市場向けとして本製品の拡販を図り、2018年にグローバルで15億円/年の売上を目指します。
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プレスリリース
2013年12月25日
日本精工株式会社 広報部
~密封性を向上~
日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 大塚 紀男、以下NSK)は、自動車用マニュアル・トランスミッション向けに信頼性を高めた「高信頼性クラッチレリーズ軸受」を開発しました。
NSKは、自動車需要が拡大している中国やアセアンなどの新興国市場向けとして本製品の拡販を図り、2018年にグローバルで15億円/年の売上を目指します。
自動車用マニュアル・トランスミッションには、変速の際にエンジンからの動力をアクスル(車軸)に伝えたり、切り離したりするクラッチ機構があります。その構成部品の一つであるクラッチレリーズ軸受は動力伝達を切り離す際に使われます。
クラッチ機構は、昨今のエンジンの高性能化やクラッチ機構の小型化により、従来よりも高温環境で使用されています。このため、クラッチハウジングに空気穴を設け外気を取り入れ冷却する構造が採用されております。ハウジングに穴を開けたことで、クラッチレリーズ軸受へ泥水などの異物が浸入し易くなり、異物の浸入を防止出来る密封シールが採用されてきております。
しかし、中国やアセアンなどの新興国市場では、冠水した道路などを走るため、クラッチレリーズ軸受の使用環境が過酷になっています。そのため、従来の密封シールでは異物浸入を防ぐことが出来ず、クラッチレリーズ軸受が早期に破損するケースが発生しております。
NSKは、以下の優れた特長により、新興国市場の劣悪な道路環境においても高い信頼性を実現した製品を開発しました。
泥水環境など、新興国特有の過酷な使用環境においても、高い信頼性を実現しました。