本年3月に営業運転を開始致しました東北新幹線の新型車両E5系に日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 大塚 紀男、以下NSK)の鉄道車両向け高機能軸受が採用されました。
鉄道車両向け軸受は、鉄道の安全走行に直接影響する重要保安部品であり、高い信頼性が要求されております。更には、信頼性を維持しながら省エネや環境負荷低減のため小型・軽量化も重要な課題となっております。なかでも多くのお客様を乗せて高速で長距離を安全に走行致します新幹線に使われる軸受には、高い効率と耐久性ならびに厳しい品質管理が求められております。
鉄道車両には安全性、高信頼性に加え、高速化への対応、省エネのための小型・軽量化、更には、メンテナンスの容易さ等が求められています。NSKの軸受はJR各社が国鉄の時代から国産鉄道車両の進化を支え、新幹線をはじめとする日本の国産鉄道車両の世界トップレベルの安全性、高速性能、高信頼性、省エネ性の向上に貢献してまいりました。NSKの鉄道車両向け軸受は、小型・軽量化、高速化対応、メンテナンス容易性等を実現してきた中で鉄道の安全性、高信頼性、高速化、高効率化に貢献し、国内でトップのシェアをいただいております。
NSKは、これからも環境負荷低減に貢献する鉄道車両向け軸受の事業を拡大してまいります。