日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 大塚 紀男、以下NSK)は、8月26日(金)に科学技術館(東京都千代田区)で小学校高学年の児童を対象にした科学教室「見えないまさつを見てみよう」を開催いたしました。
今回が5年目となる科学技術館でのNSKの科学教室は、科学技術館のサイエンス友の会*会員から36名の小学生が参加し、2セッションに分けて実施しました。「鎌倉の大仏を動かすには、何人の子どもの力が必要か?」というテーマで、実験などを通してまさつについて学びました。
プログラムでは、実験道具を組み立て、モノの重さと摩擦力の関係から「すべりまさつ」や「転がりまさつ」の原理を学びました。その後、大人を引っ張るために必要な子どもの人数を予想し、計算によって求めた値を実際に台に大人を乗せて引っ張ることで検証しました。実験の結果から「重さ約120tの鎌倉の大仏を動かすためには、何人の子どもが必要か」という問題をNSKのエンジニアと一緒に考えてもらいました。摩擦力の違いの測定やシミュレーション、実験を行うなど、実際のエンジニアの仕事を疑似体験してもらいました。
参加した子どもからは「身の周りにあるまさつを体で感じた」「ベアリングを使うとまさつが小さくなることがわかった」などの感想がきかれました。
NSKでは、未来を担う子どもたちが「科学」に興味を持つきっかけとなるような体験型プログラムとして、「子ども科学教室」の開催をしています。このような取り組みを通じて、次世代を担う子どもたちの教育や育成に貢献する活動を、推進していきたいと考えています。
* サイエンス友の会: 科学技術館が開催している会員制の学習教室であり、「科学する心」を育て、「創る喜び」を体験していただくことを目的として、工作教室、実験教室、パソコン教室、自然観察教室をはじめとして施設見学会等、各種楽しい行事を実施しています。