日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 大塚 紀男、以下NSK)は、従来の密封性を維持しながら摩擦損失を大幅に抑え、低燃費化を可能にする二輪車ホイール用「低フリクション玉軸受」の開発に成功しました。NSKは、主に二輪車市場が急拡大している新興国向けに本製品を投入し、2015年にグローバルで10億円/年の売上を目指します。
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プレスリリース
2011年06月01日
日本精工株式会社 CSR本部 広報部
~ 低フリクションと密封性の両立により、燃費向上へ貢献 ~
日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 大塚 紀男、以下NSK)は、従来の密封性を維持しながら摩擦損失を大幅に抑え、低燃費化を可能にする二輪車ホイール用「低フリクション玉軸受」の開発に成功しました。NSKは、主に二輪車市場が急拡大している新興国向けに本製品を投入し、2015年にグローバルで10億円/年の売上を目指します。
新興国での移動手段として、二輪車市場は成長が続いております。二輪車のホイールに使われる軸受には、特に新興国において耐久性を確保するため、高い密封性による耐水性や防塵性が求められています。また、近年の排気ガス規制への対応やガソリン価格の高騰から、二輪車の更なる低燃費化も課題となっております。
今回、NSKは、シール形状の解析技術とシミュレーション評価技術を駆使し、密封性を維持しながら、低燃費化を可能にするフリクションの大幅な低減を実現しました。
本開発品は、二輪車のホイール用に特化した専用設計として、シールリップの長さや厚さ及び形状を最適化し、摩擦損失の低減と密封性の維持を両立しました。