日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 大塚 紀男、以下NSK)は、転がり軸受の内部摩擦損失を従来の半分にまで低減させた「高効率モータ用省エネ軸受」を開発しました。NSKは本製品により、高効率化が要求されるモータの消費電力削減に貢献し、2016年に70億円の売上を目指します。

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プレスリリース
2011年10月05日
日本精工株式会社 CSR本部 広報部
~ 摩擦損失を半減し、モータの高効率化に寄与 ~
日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 大塚 紀男、以下NSK)は、転がり軸受の内部摩擦損失を従来の半分にまで低減させた「高効率モータ用省エネ軸受」を開発しました。NSKは本製品により、高効率化が要求されるモータの消費電力削減に貢献し、2016年に70億円の売上を目指します。
近年、地球温暖化対策としてCO2削減や省エネ化が求められています。特にモータは、工場などの産業用消費電力の75%を占めるといわれており、世界各国でモータの高効率化規制が進んでいます。2008年には国際電機標準会議(以下、IEC)によって、モータ効率規制の国際規格の統一が行われました。モータの効率を決める要因は、鉄損、銅損、回路損、風損などモータそのものの損失が9割近くを占め、軸受による損失は1割程度ですが、今後、IE3*やIE4**レベルへとモータの更なる高効率化が進むにつれて、軸受に対する低摩擦損失化の要求が高まっていきます。
* IE3、IE4レベル:IECが定める効率レベルであり、IE1(スタンダード)⇒IE2(高効率)
⇒ IE3(プレミアム効率) ⇒ IE4(スーパープレミアム効率)の順に高効率となる。