日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 大塚 紀男、以下NSK)は、オートマチック変速機(以下AT)用として、従来品に比べて長寿命化と小型・軽量化を実現した「長寿命リップ付きスラストレース」を開発しました。本製品は、小型・軽量化に加えて、変速機の効率向上を目的としたATオイルの低粘度化による過酷環境に対応し、燃費向上に貢献します。NSKは、本製品により2015年に売上10億円を目指します。

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プレスリリース
2010年04月16日
日本精工株式会社 CSR本部 広報部
~ 自動車の変速機の小型・軽量化と高効率化に貢献 ~
日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 大塚 紀男、以下NSK)は、オートマチック変速機(以下AT)用として、従来品に比べて長寿命化と小型・軽量化を実現した「長寿命リップ付きスラストレース」を開発しました。本製品は、小型・軽量化に加えて、変速機の効率向上を目的としたATオイルの低粘度化による過酷環境に対応し、燃費向上に貢献します。NSKは、本製品により2015年に売上10億円を目指します。
近年、燃費向上と変速ショック低減や動力の伝達効率を高めるため、多段ギアATが増加しています。多段ギアATでは、変速機の伝達効率に悪影響を与える攪拌抵抗を減らすため、低粘度ATオイルが多く採用され、変速機用スラストニードル軸受は過酷な潤滑環境下で使用されます。また、ハイブリッドカー(以下HEV)の変速機用軸受では、更なる燃費向上のため、小型・軽量化が求められています。更に、HEVがモータのみで走行する際には、オイルポンプが作動しない場合があり、変速機用スラストニードル軸受は潤滑が希薄な過酷環境下で使用されます。
本製品は、これらの小型・軽量化、過酷環境対応などのニーズに対して、以下の優れた特長で、燃費向上とCO2削減に貢献します。