日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 大塚 紀男、以下NSK)は、マシニングセンタなどの工作機械の高機能化に貢献する「荷重変位センサ付ビルトインモータスピンドル」を開発しました。
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プレスリリース
2010年10月26日
日本精工株式会社 CSR本部 広報部
~ 第25回日本国際工作機械見本市にて動展示 ~
日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 大塚 紀男、以下NSK)は、マシニングセンタなどの工作機械の高機能化に貢献する「荷重変位センサ付ビルトインモータスピンドル」を開発しました。
工作機械市場では、金型・自動車部品・航空機部品加工などの技術ニーズに対し、工作機械主軸として高速・高精度・高剛性化技術が発展してきました。 最近では、省エネ、環境対応、高能率、多軸化、複合加工化に加えて、自己診断技術による最適加工や予防保全などのインテリジェント化が要求されています。
今回、世界で初めてスピンドル軸受部に取り付ける荷重変位検出用センサを開発しました。切削加工中の荷重を検出し、工具の寿命管理やスピンドル異常検知などが可能となります。 これにより、生産効率と製品品質の向上に貢献します。
NSKは、本開発品を2010年10月28日(木)~11月2日(火)に東京ビッグサイト(東京都江東区)にて開催される「JIMTOF2010 第25回日本国際工作機械見本市」に参考出品します。市場ニーズを捉え、1年後の商品化を目指します。
JIMTOFで展示するスピンドルは工具サイズBT40、軸受内径70mm、最高回転数15000min-1、定位置予圧、グリース潤滑でモータビルトインタイプを使用。
回転時にアキシアル荷重を与えて、センサ出力をリアルタイムに表示します。
NSKは、2002年に世界初のグリース補給潤滑による最高回転数20000min-1高速主軸を開発し、2003年より「高速ビルトインモータスピンドル」として販売してきました。 前回のJIMTOF2008では、最高速25000min-1超高速グリース補給潤滑スピンドルを発表しました。今後も市場ニーズに対応したスピンドルを開発していきます。