Press Release

「文化庁メディア芸術祭 イスタンブール展 2010」に出展 ベアリングの鋼球が奏でる精緻なメロディ「ベアリング・グロッケン II」

BEARINGS GLOCKEN

日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 大塚 紀男、以下NSK)が2006年に創立90周年を記念し、製作した「ベアリング・グロッケン」の2号器「ベアリング・グロッケン II」が今夏、トルコ・イスタンブールで開催される「文化庁メディア芸術祭 イスタンブール展2010」に展示されます。

ベアリング・グロッケン II

この展覧会は、文化庁が日本の先端的なメディアアートなどの魅力を広く海外で紹介するもので、5回目となる今年はトルコ・イスタンブールで開催されます。

トルコと日本が交流を始めてから、今年でちょうど120周年を迎えます。その記念すべき節目の年に、多様な文化が出会う歴史都市イスタンブールで「ものづくり」と「ものがたり」をテーマに、アニメやマンガなど、日本を代表するメディアアート作品の数々とともに、ベアリング・グロッケン IIも展示・演奏される予定です。

文化庁メディア芸術祭 イスタンブール展 2010

会期 2010年8月6日(金)~10月3日(日)
会場 ペラ美術館 (トルコ、イスタンブール)
  入場無料(美術館への入館料は別途必要)

展覧会概要 (文化庁メディア芸術祭 公式サイトより)

ベアリング・グロッケン

機械部品「ベアリング」が摩擦を減らし、機械をスムーズに回転させることで、環境に貢献していることを広くご理解いただくために製作された新しい発想の楽器です。
アーティスト・川瀬浩介氏とNSKの共同制作によるこの楽器は、普段は機械に組み込まれて目にすることがほとんどないベアリングの球(鋼球)が使用されています。「地球上で最も丸い」と言われるたくさんのベアリングの球(鋼球)が、鍵盤の上を跳躍しながら自動演奏する視覚的にもお楽しみいただける作品です。

2号器の「ベアリング・グロッケン II」では、レパートリーも5曲に増え、ベアリングの球が奏でるメロディをより楽しんでいただくことができるようバージョンアップされています。

川瀬浩介氏プロフィール

作曲家・美術家、1970年京都生まれ。
TV、CM、WEBのための商業音楽作品を始め、コンテンポラリー・バレエのための作曲まで幅広く手がける。02年より、光や映像、音を用いたアート作品の制作を開始。

08年、BankART1929 Yokohamaで開催された「心ある機械たち」では、ベアリングの球が鉄琴を自動演奏する楽器《ベアリング・グロッケン》他を出展し好評を博す。

またNHK教育「からだであそぼ(08年度)」「あさだ!からだ!(09年度)」の音楽を一部担当するなど(森山開次「踊る内臓」他)、表現形態を問わず「間口が広く奥行きのあるもの」を追求している。

09年初春、「台北・横浜アーティスト交換プログラム」に参加。台湾・台北市に滞在し、作品を制作、個展として発表した。10年には、第13回文化庁メディア芸術祭において《ベアリング・グロッケン II》が審査委員会推薦作品に選出され、同受賞展にて作品を展示、話題となる。