NSKは、あらゆる産業に用途が拡大しつつあるローラガイドRAシリーズに新たに微予圧品を開発し、販売を開始します。

NSKは、工作機械を中心とした長寿命と高剛性の要求に対応して、2003年に「NSKローラガイド RAシリーズ」を開発し、市場より高い評価を受けております。
近年、液晶製造設備や搬送装置でも、大型化や長寿命のニーズにより、ボールガイドから負荷容量の大きいローラガイドへの切り替えが進んでいます。このような市場では、工作機械用途と比べ要求走行距離は7倍以上であり、更なる長寿命が求められています。一方、外部荷重は工作機械用途ほど大きくなく、変動荷重も小さいため、剛性に対する要求は工作機械ほど高くありません。
ローラガイドには剛性を高めるために予圧が与えられています。予圧荷重が大きいほど高剛性を実現できますが、必要以上の予圧は寿命に影響を与えることになります。
液晶製造設備や搬送装置の更なる長寿命化ニーズに対応するため、予圧荷重を最適化した「微予圧品」を開発し、ローラガイドRAシリーズに追加しました。
NSKは、本製品の販売を2010年1月から開始し、2011年にはローラガイド全体で30億円の売上を目指します。 また、本製品を12月2日から4日まで開催される 「セミコン・ジャパン2009」 に出展します。