NSKは、自動車部品加工用のマシニングセンタの主軸(スピンドル)として、「高剛性・高出力ビルトインモータスピンドル」を開発しました。
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プレスリリース
2009年12月16日
日本精工株式会社 CSR本部 広報部
~ 新興国の自動車部品加工向けに中低速における加工能力を向上 ~
NSKは、自動車部品加工用のマシニングセンタの主軸(スピンドル)として、「高剛性・高出力ビルトインモータスピンドル」を開発しました。
中国をはじめとした新興国で自動車など生産設備の増強が活発に行われ、これに伴いマシニングセンタの需要が増加しています。これらのマシニングセンタには、中低速回転で大きな外力に対応する重切削のニーズが高くなっております。また、環境負荷低減の要求が次第に高まっております。本開発品は、高剛性と高出力化により部品加工能率を高めました。更に軸受に微量のグリースを補給する潤滑方式を採用することで、長寿命化と人に優しい作業環境の実現と省エネに貢献します。NSKは、本製品を2010年1月より販売開始し、2012年に15億円の売上げを目指します。
NSKは、2002年に世界初のグリース補給潤滑による最高回転数20000min-1(分速)高速主軸を開発し、2003年より「高速ビルトインモータスピンドル」として販売してきました。今回、従来品に比べ、更なる高剛性化、高出力化を行い中低速における加工能力アップを可能とした 「高剛性・高出力ビルトインモータスピンドル」を商品化しました。今後も需要・ニーズに対応したスピンドルを開発していきます。