NSKは、工作機械主軸用のロバスト軸受シリーズに、高精度・低摩擦・高速を実現した「新型保持器付きロバストアンギュラ玉軸受」を新たにラインナップしました。本開発品は、高速回転時のNRRO*1の半減、発熱の20%低減、主軸の回転非同期振れの低減を可能とし、金型加工等において高精度で滑らかな仕上げ面を実現します。
*1 NRRO (Non-Repeatable RunOut): 回転振れ精度として1回転毎に繰り返しのない回転振れ
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プレスリリース
2008年10月09日
日本精工株式会社 CSR本部 広報部
~ NRRO*1従来比1/2、発熱20%低減を達成 ~
NSKは、工作機械主軸用のロバスト軸受シリーズに、高精度・低摩擦・高速を実現した「新型保持器付きロバストアンギュラ玉軸受」を新たにラインナップしました。本開発品は、高速回転時のNRRO*1の半減、発熱の20%低減、主軸の回転非同期振れの低減を可能とし、金型加工等において高精度で滑らかな仕上げ面を実現します。
*1 NRRO (Non-Repeatable RunOut): 回転振れ精度として1回転毎に繰り返しのない回転振れ
NSKは、本製品を2009年1月から販売し、ロバスト軸受全体として2011年に50億円の売上を目指します。また、10月30日(木)~11月4日(火)に東京ビッグサイトにて開催される「日本国際工作機械見本市 JIMTOF2008」に出展し、動展示を行います。
工作機械主軸用軸受には、高速回転、高剛性、高精度回転および環境配慮型設計が要求されています。回転精度では、1回転毎の振れ(回転同期振れ RRO)はもちろんのこと、1回転毎に繰り返しのない振れ(回転非同期振れ NRRO)を小さくする要求が特に強まってきました。一方、さらなる高速・低発熱化の強いニーズがあります。
NSKは、高速回転、低発熱、高剛性の点で通常の主軸用軸受よりも優れているロバストアンギュラ玉軸受をすでに販売しておりますが、今般、新外輪案内保持器を採用することで、高速回転時のNRROの半減、発熱の20%低減を実現した「新型保持器付きロバストアンギュラ玉軸受」を開発し、工作機械の生産性向上、環境対応に貢献します。