NSKは、鉄鋼設備センジマ圧延機向けに、高速密封性を高めたシールと表面疲労に強いNSK独自の特殊鋼を採用した「長寿命密封バックアップロール軸受」を商品化いたしました。本開発品は、センジマ圧延機に今後ますます求められる高速化に対応し、長寿命化を実現します。
NSKは2011年に、センジマ圧延機向けに売上10億円を目指します。
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プレスリリース
2008年07月18日
日本精工株式会社 CSR本部 広報部
~ 高速条件下において長寿命を実現 ~
NSKは、鉄鋼設備センジマ圧延機向けに、高速密封性を高めたシールと表面疲労に強いNSK独自の特殊鋼を採用した「長寿命密封バックアップロール軸受」を商品化いたしました。本開発品は、センジマ圧延機に今後ますます求められる高速化に対応し、長寿命化を実現します。
NSKは2011年に、センジマ圧延機向けに売上10億円を目指します。
鉄鋼設備センジマ圧延機は、主に電磁鋼板やステンレス鋼板など、硬く延びにくい鋼材を圧延するために用いられます。近年、省エネが重視される中、機械の電動化やハイブリッドカーの増産が進められており、また新興地域のインフラ整備による発電所・変電所の増設に伴い、電磁鋼板の需要が急速に増加しております。その結果、センジマ圧延機には高生産性が要求され、それに応じて高速化が進んでいます。高速センジマ圧延機に使用されるバックアップロール軸受は、潤滑性に乏しい大量の低粘度圧延油にさらされるため、軸受潤滑用としてオイルミスト潤滑を使用しております。従来品では、オイルミスト潤滑の安定供給のためにシール部を通らず小さな穴からオイルミストを排出しておりました。このため、さらなる高速条件下では、シール部の潤滑と耐久性に課題がありました。NSKはシール部の潤滑性を向上させ、長寿命鋼を採用することにより、高速に対応した「長寿命密封バックアップロール軸受」を商品化しました。