NSKは小型射出成形機の「エジェクタ機構向け高荷重用ボールねじシリーズ」を開発し、商品化します。
*1 エジェクタ機構:成形した製品を金型から突き出す機構
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プレスリリース
2008年11月05日
日本精工株式会社 CSR本部 広報部
~ 専用ボールねじ設計により装置のコンパクト設計に貢献 ~
NSKは小型射出成形機の「エジェクタ機構向け高荷重用ボールねじシリーズ」を開発し、商品化します。
*1 エジェクタ機構:成形した製品を金型から突き出す機構
本開発品は、射出成形機のエジェクタ機構に最適な小型で高い荷重を受けられるボールねじであり、エジェクタ機構の小型化に貢献します。更に薄型の接触式シールの採用により、ねじ軸の回転によるグリース飛散量を大幅に低減しました。
NSKは、2009年2月から本開発品の販売を開始し、2011年に2億円の売上を目指します。また、本開発品を2008年11月7日(金)~11月11日(火)に幕張メッセにて開催される「IPF(国際プラスチックフェア)2008」に出品します。
NSKでは、1996年に業界で初めて高負荷用ボールねじ「HTFシリーズ」を発表し、その後、射出速度の高速化に対応するため、2005年に射出軸に最適な高速・高負荷用ボールねじ“ HTF‐SRCシリーズ ”、生産性の向上に必要な型開閉速度の高速化に対応するため、2006年に高負荷用大リードボールねじ“HTF-SRDシリーズ”を発表しました。また2007年には、グリースの保持性能を飛躍的に向上したグリース密封形A1シリーズを商品化しています。
今回エジェクタ軸用に小型で高負荷容量、更にグリース飛散の少ないボールねじをシリーズ化することで、射出成形機の全ての部位に最適なボールねじを提供することが可能となりました。