NSKは、高出力でありながら小型化と低騒音を両立したブラシレスモータ*2およびモータ制御技術を開発し、乗用車用電動パワーステアリング(以下EPS)として製品化に成功しました。
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プレスリリース
2007年03月20日
日本精工株式会社 CSR本部 広報部
~ モータの小型化と低騒音を実現した世界最大出力*1コラム式電動パワーステアリングを実用化開発~
NSKは、高出力でありながら小型化と低騒音を両立したブラシレスモータ*2およびモータ制御技術を開発し、乗用車用電動パワーステアリング(以下EPS)として製品化に成功しました。
自動車の燃費向上に貢献し、環境に優しいEPSは、SUVやミニバンを含めた大型乗用車にまで採用が拡大しつつあります。そこで使用されるEPS用モータには、自動車の燃費向上や設計上の自由度に貢献すべく、高出力でありながら小型かつ軽量であることが求められています。
さらに最近は、静音要求が厳しい高級車やエンジンが停止するハイブリット車へのニーズがでてきたことにより、モータをより滑らかに低騒音で動かすことへの要求が強くなっています。
NSKはこれらのニーズにお応えし、新開発のモータ制御技術を使った小型、高効率、低騒音のブラシレスモータを採用したEPSの実用化開発に成功しました。
*1 | 2007年3月19日時点、NSK調べ |
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*2 ブラシレスモータ: | ロータの回転角に応じてコイルに流れる電流の向きを変える整流作用を、摺動部(ブラシ)のない電子回路で行うモータ。 |
NSKは、本技術を中型乗用車(1,500ccクラス)から大型乗用車(3,500ccクラス)までのEPSに適用し、2010年に130万本の販売を予定しています。
NSKは、これらの技術を通じて自動車の環境性・快適性の向上に貢献してまいります。