NSKは「自動車の燃費1% 改善」を目標に、自動車用エアコン・コンプレッサ向けスラストニードル軸受において、回転時のトルクを大幅に低減させた軸受の開発に成功しました。従来のスラストニードル軸受に比べ回転時のトルクを約40%低減し、自動車用エアコン・コンプレッサの効率改善に貢献します。
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プレスリリース
2007年07月26日
日本精工株式会社 CSR本部 広報部
~ 自動車用エアコン・コンプレッサの効率改善に貢献 ~
NSKは「自動車の燃費1% 改善」を目標に、自動車用エアコン・コンプレッサ向けスラストニードル軸受において、回転時のトルクを大幅に低減させた軸受の開発に成功しました。従来のスラストニードル軸受に比べ回転時のトルクを約40%低減し、自動車用エアコン・コンプレッサの効率改善に貢献します。
自動車用エアコンにおいては、エンジンの回転力をベルトを介してコンプレッサに伝達して冷媒ガスを圧縮しています。
地球環境保護、CO 2削減の観点から、自動車用エアコン・コンプレッサは重量の軽減、冷却効率の向上、環境対応型冷媒の採用に取り組んでいます。
それに伴い、軸受の回転時のトルク低減に対するニーズも高まっています。
本製品は、軸受の回転時のトルクを従来品比40%低減に成功しています。
軸受のころの形状とあわせて保持器ポケット形状を見直し、ころ端面が保持器外径フランジ*1と接触する構造としています。
この結果、エアコン使用時の自動車の燃費を約1%改善させることが可能と考えています。
*1 保持器外径フランジ:保持器外径側の折り曲げ部分
今後、本製品で2012年に20億円の売上げを目指します。