NSKは乗用車のステアリングコラムとして、超軽量、高い振動剛性*1で、かつ安定した衝突安全性を備えたチルト・テレスコピックコラム*2を開発し、発売しました。
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プレスリリース
2007年03月06日
日本精工株式会社 CSR本部 広報部
25%(当社従来比)の軽量化を達成し、快適性、安全性を向上したステアリングコラム ~
NSKは乗用車のステアリングコラムとして、超軽量、高い振動剛性*1で、かつ安定した衝突安全性を備えたチルト・テレスコピックコラム*2を開発し、発売しました。
ドライバーの快適性向上のため多くの乗用車のステアリングコラムにチルト・テレスコピック機能が標準設定されるようになりました。同時に、燃費向上のための軽量化をはじめとして、ハンドル操作の安定性に優れる高剛性化や高い衝突安全性能への要求が強くなっています。
NSKは、これらのニーズにお応えし、軽量部材の活用と新構造の離脱カプセル*3の採用により、大幅な軽量化と高い振動剛性、安定した衝突安全性能を達成した新世代のチルト・テレスコピックコラムの開発に成功し、発売を開始しました。
*1 高い振動剛性: コラムの固有振動数が高いこと。一般に高いほど外部からの振動を感じにくくなる
*2 チルト・テレスコピックコラム: ハンドルを上下方向(チルト)や前後方向(テレスコ)に位置調整できるステアリングコラム
*3 離脱カプセル: 衝突時にコラムを車体から離脱させる部品
NSKは、今回開発した超軽量高剛性チルト・テレスコピックコラムにより、自動車の安全・快適・環境に貢献してまいります。2010年に130万本の販売を目指します。