NSKは、路面から伝わるハンドルへの振動等を抑制する自動車用電動パワーステアリング(以下EPS)を開発し、世界で初めて商品化に成功しました。
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プレスリリース
2006年01月23日
日本精工株式会社 CSR本部 広報部
~ 新開発の電子制御技術によりハンドルに伝わる振動を1/3に削減 ~
NSKは、路面から伝わるハンドルへの振動等を抑制する自動車用電動パワーステアリング(以下EPS)を開発し、世界で初めて商品化に成功しました。
この製品では、ハンドル操作のアシストを行う電子制御技術を活かし、ドライバーのハンドル操作を阻害する振動を抑える機能を開発しました。
自動車用ステアリングは、ハンドルをきることによってタイヤを曲げ車両の方向を変える役割を持ちます。同時に、走行中にタイヤと路面の間で発生する力をドライバーに伝え、走行の安心感・安全性を高める役割を担っています。そのため、タイヤのアンバランス等によって発生する振動なども伝わってしまい、特にステアリングのダイレクトな操舵感が望まれているSUV系車両ではその振動が大きくなる傾向にあり、抑制することが求められていました。
>*1 2006年1月31日、日本精工調べ
本製品は、SUV系乗用車市場で採用が決まっており、2010年には年間で150万本以上に拡販する予定です。また、SUV系を足掛かりとして一般乗用車への採用拡大も目指します。
なお、2005年11月にトヨタ自動車(株)より発売されました新型「RAV4」にいち早く採用されています。