NSKは、エレベーターの巻上機用に静音・低振動の自動調心ころ軸受を開発し、販売を開始いたします。
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プレスリリース
2006年10月02日
日本精工株式会社 CSR本部 広報部
~ エレベーターのさらなる快適性の向上に貢献 ~
NSKは、エレベーターの巻上機用に静音・低振動の自動調心ころ軸受を開発し、販売を開始いたします。
エレベーター巻上機では軸に作用するラジアル荷重*1が大きいため、軸にたわみが生じます。巻上機の多くは、自動調心ころ軸受*2を使用し、この軸のたわみを吸収しています。
近年、エレベーターはより速く、大型化する傾向にあり、運転時の音・振動の減少が望まれています。巻上機の自動調心ころ軸受においては、高信頼性に加えて高速化、及び重荷重負荷による軸受の回転音の低減がこれまで以上に求められるようになりました。
*1 ラジアル荷重: ベアリングの回転軸に垂直にかかる荷重
*2 自動調心ころ軸受: 2列の軌道をもつ内輪と、軌道が球面の外輪との間に、転動面がたる形のころを組み込んだ軸受。外輪軌道面の曲率中心は、軸受中心と一致しているので、内輪、ころ、保持器は外輪に対して自由に傾くことができる
NSKは、本製品をエレベーター巻上機用に、軸受内径100mm~400mmの範囲で販売します。2008年にエレベーター巻上機用軸受の分野で10億円の売上を目指します。