NSKは、ツイン駆動用ボールねじとして「TWシリーズ」を新たに販売を開始します。
Global
ASEAN and Oceania
Middle East
Africa
プレスリリース
2006年10月03日
日本精工株式会社 CSR本部 広報部
~ 工作機械の高剛性・高精度・高応答性能に貢献 ~
NSKは、ツイン駆動用ボールねじとして「TWシリーズ」を新たに販売を開始します。
工作機械の大型化と高速・高精度化、そして同期制御技術の高度化に伴い、2本のボールねじを使用したツイン駆動方式を採用する機械が増えています。
ボールねじの2本使いにより、剛性や応答性が大幅に向上します。
ボールねじを案内の中央からずれた位置に配置すると、テーブルを回転させる力が発生します。ボールねじを2本使用することで回転振動や加速減速時の振動を抑制します。
しかしながら、単に2本のボールねじを使用しただけでは、ボールねじ間の相互差により、逆に真直性の悪化や寿命の低下を発生してしまうことになります。
NSKは、ツイン駆動用ボールねじに必要な機能を備えてペアリングした「TWシリーズ」を製品化しました。これにより、ツイン駆動テーブルの高剛性、高精度、高応答性能が容易に実現できます。
本製品は、主に高速工作機械のツイン駆動用として軸径32~63mm、リード10~30mmのサイズで2006年11月から順次受注を開始し、2008年に5億円の売上を目指します。
なお、2006年11月に開催される第23回日本国際工作機械見本市「JIMTOF2006」に出展いたします。