NSKは、射出成形機型締め用ボールねじをシリーズ化し、「高速・高負荷用大リードシリーズ」として新たに販売を開始します。
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プレスリリース
2006年07月31日
日本精工株式会社 CSR本部 広報部
>~ 高速・高負荷仕様、静かな送りでサイクルタイムの短縮に貢献 ~
NSKは、射出成形機型締め用ボールねじをシリーズ化し、「高速・高負荷用大リードシリーズ」として新たに販売を開始します。
射出成形機など高い荷重を受ける送り駆動には、従来、油圧駆動が多く使用されていました。
近年、制御性の向上や、作動油を使用しないことによる環境への配慮、消費電力削減などの省エネ対策の観点から、モータでの駆動(電動化)が急速に普及し、それに不可欠なボールねじの需要が増加しています。
さらに、射出成形機の型締め機構*1には、サイクルタイム短縮のためにさらなる高速化が求められています。
NSKは、型締め軸に最適な高負荷容量で大リード*2仕様の型締め用ボールねじを開発し、シリーズ化しました。これにより、電動射出成形機の幅広いラインナップに対応可能となりました。
*1 型締め機構:射出成形金型を開閉する機構
*2 リード:ねじ軸を一回転させた時にナットが進む距離
*3 モーメント荷重:ボールねじ軸に対して曲げ方向に作用する荷重
本製品は、3種類の軸径とリードの組合せを2006年11月から順次販売を開始し、2008年に10億円の売上を目指します。
なお、NSKは本製品を2006年11月に開催される第23回日本国際工作機械見本市「JIMTOF2006」に出展する予定です。