NSKは、自動車吸排気制御モータ用としてトルク性能*1を向上させたナノ*2粒子グリース封入軸受を開発しました。
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プレスリリース
2006年11月30日
日本精工株式会社 CSR本部 広報部
~ 低トルク化実現により、吸排気弁の応答性向上に貢献 ~
NSKは、自動車吸排気制御モータ用としてトルク性能*1を向上させたナノ*2粒子グリース封入軸受を開発しました。
自動車の環境対策や高効率化、低燃費を実現するために、電子制御による吸気量の調整及び排気ガスを再循環させる機構が多く使われようになり、制御する駆動モータの需要が増えています。
軸受に求められる機能としては、長寿命に加えてトルク低減に対するニーズが高まっています。本製品は、新開発のナノ粒子グリースの採用により、制御弁の応答性が改良され、トルク性能を向上させています。
*1(軸受の)トルク性能: 軸受が滑らかに回転する性能
*2 ナノ: 国際単位系における接頭辞の一つ、基礎となる単位の10-9倍 ( 1nm = 10-9m )
*3 定常トルク: 軸受の通常の回転状態における回転の滑らかさ
今後、このナノ粒子グリース封入玉軸受を自動車吸排気モータ市場中心に展開し、2009年度には5億円の売上を目指します。