NSKは、従来のシールリング付シェル形ニードル軸受に比べ断面の高さを約50%薄肉化した自動車用自動変速機(Automatic Transmission 以下AT)向けニードル軸受を開発しました。
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プレスリリース
2006年07月24日
日本精工株式会社 CSR本部 広報部
~ 滑り軸受と同等の薄さを実現し、ATの高速化・高効率化に貢献 ~
NSKは、従来のシールリング付シェル形ニードル軸受に比べ断面の高さを約50%薄肉化した自動車用自動変速機(Automatic Transmission 以下AT)向けニードル軸受を開発しました。
現在、ATには約8~10個の滑り軸受(以下、ブッシュ)が使われています。最近のATの多段化、高速化、小型化、高負荷容量化に伴い、ATの使用環境が厳しくなっています。使用されているブッシュに対し高速回転時の耐焼付き性などについての要求が強くなっています。NSKは世界で初めて、ブッシュと同一の薄さのシールリング付シェル形ニードル軸受を開発し、これらの要求に応えることを可能としました。
>*1 2006年7月21日現在 当社調べ
NSKは、2010年にAT用途において、本製品で約40億円の売上を目指します。
また、今後AT用途に限らずハイブリッド車用途や自動車以外の産業での滑り軸受から転がり軸受化のニーズのある部位へ、本製品を提案していく予定です。