NSKは、3Lクラスの大型車に搭載可能な世界最大の*ラック推力、12,000Nまで対応可能なコラム式電動パワーステアリングシステムを開発しました。
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プレスリリース
2005年10月18日
日本精工株式会社 CSR本部 広報部
~ ラック推力12,000Nを達成 ~
NSKは、3Lクラスの大型車に搭載可能な世界最大の*ラック推力、12,000Nまで対応可能なコラム式電動パワーステアリングシステムを開発しました。
近年、燃費向上、クリーン化、電子制御化など様々なニーズから、油圧パワーステアリングから電動パワーステアリング(以下EPS)への移行が進んでいます。しかしながらこれまで、出力の関係でEPSは主に小型車を中心としたマーケットで展開されていました。
EPSシステムの高出力化には、モータから発生する力を無駄なく伝達し、小型化することが課題となっていました。
今回NSKは、コア技術であるトライボロジー、解析技術、材料技術、メカトロ技術を最大限に活用し、モータの高出力化および機構部品の高効率化を達成し、大型3Lクラスに適用可能なラック推力12,000NのEPSシステムの要素開発を完了いたしました。
上記の開発により、従来比1.5倍の12,000Nを達成し、コンパクト化かつ高出力化に成功いたしました。今後、商品化に向けた開発を進め、3Lクラスの大型車への搭載を目指します。
この12,000N高出力コラムEPSシステムを、10月22日から開催される第39回東京モーターショーにおいて、プロトタイプの動展示として初出展いたします。