NSKは世界に先駆け、カーエアコン等自動車の車室内に使われるブロワ(送風装置)モータ用に静音転がり軸受を開発し、実用化に成功しました。
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プレスリリース
2005年11月10日
日本精工株式会社 CSR本部 広報部
~ 静音信頼性の向上 ~
NSKは世界に先駆け、カーエアコン等自動車の車室内に使われるブロワ(送風装置)モータ用に静音転がり軸受を開発し、実用化に成功しました。
自動車における車室内の静音レベルは日々向上しており、快適装備の発達に伴い、エアコンのブロワモータをはじめ、車室内のモータに対する静音化要求は高まっています。
通常、車載ブロワモータにはすべり軸受が使われておりますが、さらなる音響信頼性向上のため、すべり軸受に替わる転がり軸受が求められていました。
今回、NSKは従来のモータ用軸受で培った静音化技術を活用するとともに、清浄な製造技術を開発することで、車載ブロワモータ用軸受の静音信頼性を向上させました。
NSKの車載ブロワモータ用転がり軸受は、2008年に世界市場で15億円の売上を目標としています。
また、静音化などの高機能化のためにすべり軸受が転がり軸受に置き換わる潜在需要は、モータ軸受全体でグローバルに400~500億円を想定しており、開発した静音化技術を活用してこの潜在需要を掘り起こし、更なる拡販を目指します。