NSKは、『平成17年度科学技術分野の文部科学大臣表彰科学技術賞(開発部門)』を受賞致しました(受賞件名:工作機械主軸用軸受け材料の開発)。
表彰式は2005年4月20日、虎ノ門パストラル(東京都港区)において盛大かつ厳かに開催され、弊社社員の大浦行雄、中村晋哉、三田村宣晶、杉田澄雄の4名に科学技術賞楯と表彰状が授与されました。今年度の科学技術賞(開発部門)の受賞件数は19件でした。
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プレスリリース
2005年04月25日
日本精工株式会社 CSR本部 広報部
NSKは、『平成17年度科学技術分野の文部科学大臣表彰科学技術賞(開発部門)』を受賞致しました(受賞件名:工作機械主軸用軸受け材料の開発)。
表彰式は2005年4月20日、虎ノ門パストラル(東京都港区)において盛大かつ厳かに開催され、弊社社員の大浦行雄、中村晋哉、三田村宣晶、杉田澄雄の4名に科学技術賞楯と表彰状が授与されました。今年度の科学技術賞(開発部門)の受賞件数は19件でした。
本科学技術賞は、文部科学省が功績を讃えることにより、科学技術に携わる者の意欲の向上を図り、もって日本の科学技術水準の向上に寄与することを目的とし、年1回行っている表彰制度です。 科学技術賞は5部門に分かれていますが、弊社社員4名が受賞致しましたのは、このうちの開発部門です。 表彰対象は、日本の社会経済・国民生活の発展向上等に寄与する画期的な研究開発・発明で、 かつ現に活用されているものであり、非常に価値のある賞です。
本開発は、高加工性の炭素鋼をベースにシリコン(Si)、マンガン(Mn)およびモリブデン(Mo)を熱処理試験から求めた硬度や浸炭窒化特性に基づき添加した低合金鋼を粗加工し、 高温下での浸炭窒化処理により表面硬度を向上させ、残留圧縮応力を付与し、 高硬度Si-Mn-N 系微細窒化物を表面析出させることによって、長寿命、高耐焼付き性、高強度、高靭性で高加工性、低コストの高特性軸受け材料を開発しました。
本成果により、効率的加工が可能でかつ低コストで高特性な軸受け材料が実現し、 切削加工時間の短縮、加工装置の長寿命化・高度化を促し、 産業技術基盤の進展向上に寄与しているものとして今回表彰されたものです。