Press Release

メガトルクモータ「PNシリーズ」を発売

NSKは、昨年末に発表したDDモ-タ「メガトルクモータPSシリ-ズ」のシリーズ展開として、大トルク、高負荷容量の「メガトルクモータPNシリ-ズ」を開発しました。

高速性と高分解能を両立し、高精度、高トルク、軽量、小型化を図ったPSモータの基本性能をベースに、出力トルクが100Nmから最大1800Nmサイズまでのシリーズ展開を行い、販売開始は8月を予定しております。

主たる特徴は、

位置決め時間の短縮
新方式のサ-ボアルゴリズムの採用により、従来比1/5以下の整定時間(寄り付き時間)を実現。モ-タの高トルク化と相俟って、15度の位置決めの例で従来のモ-タの位置決め時間0.09秒を1/3に短縮する0.03秒を実現。
部品検査などの高スループットを要求される用途において、装置性能・生産性の飛躍的な向上に貢献。
モ-タの小型、軽量化
最適磁気回路設計により従来比2倍の推力密度を実現し、モ-タのトルクアップと軽量化、小型化を実現した。これにより、装置の小型化、省スペースに貢献。
高分解能で高精度な絶対位置検出器を内蔵
高分解能(262万分割)で検出器精度が30秒の高精度を実現する独自の検出器を開発。しかも、原点復帰操作が不要な絶対位置検出器を内蔵、モ-タとドライバの組み合わせが任意。これにより、装置の高精度化、設計自由度の向上、管理コストの削減に貢献。
海外安全規格対応
ドライブユニットに専用モジュ-ルを採用、信頼性の向上をはかり海外安全規格のUL、CEマーキングに対応予定。これにより、海外市場での安全規格に関連する問題を解消し、装置納期の短縮に貢献。

PNシリーズ」は、外径が220mmのPN3と360mmのPN5の2機種で、モータの高さでトルクを100Nmから1800Nmまで5タイプを用意します。