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6. 転がり軸受の精度

転がり軸受の精度は、寸法精度と回転精度に分類し、ISO/JIS/DIN/ANSI/ABMA等で規格化されています。

転がり軸受の精度

転がり軸受の精度
  • 寸法精度
    (軸、ハウジングに取付ける時に必要な項目)
  • 回転精度
    (回転体の振れを抑えるために必要な項目)
  • 内径、外径・幅・組立幅の許容差
  • ころ内接円径、外接円径の許容差
  • 面取り寸法の許容限界値
  • 幅不同の許容値
  • テーパ穴の許容差、許容値
  • 内輪、外輪のラジアル振れの許容値
  • 内輪、外輪のアキシアル振れの許容値
  • 内輪の横振れの許容値
  • 外輪外径面の許容値
  • スラスト軸受の軌道の厚さの不同の許容値
転がり軸受の主要寸法についての許容差および許容値、並びに回転精度はJIS B 1514、ISO 492(ラジアル軸受)、ISO 199(スラスト軸受)に規定されています。

転がり軸受の精度等級

一般用途向けの多くは、JIS 0級(ISO Normal class)で十分です。
5級以上の構成高精度品は、工作機械主軸、計器その他の精密機器類および、航空機などの高速用途に用います。
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