NSKのプロジェクト

BUSINESS & JOB

SOLUTION_01

安全で快適な未来のモビリティ社会を築く。

  • 自動車の未来を支える
  • 地球環境に貢献

プロジェクトの起点

地球環境を守っていくため、自動車にもCO2排出量削減が強く求められています。こうした事情から、世界中の自動車メーカが車両の電動化の開発・普及を推進しており、中でも電気自動車(EV)は、有力な解決手段です。一方で、EVは充電に伴う利便性の課題や、大量のバッテリを生産するために必要な資源量に対する懸念などがあり、少ないバッテリ搭載量で効率的に走ることができるEVが求められています。これを実現する一つの手段として、走行中のEVにエネルギーを送る「走行中給電」が注目されており、NSKでは、東大グループらと産学共同で研究を進めてきました。

NSKが提供したソリューション

道路にコイルを埋め込み、走行中のEVを充電する「走行中ワイヤレス給電」という技術を開発しました。これは、道路に埋め込んだコイルから走行中のクルマに電気を送り、それでEVを走らせようというものです。この技術により、EVの電池の搭載を少なくでき、電池を作るための資源や、作るときに排出されるCO2排出量を削減できるというメリットがあります。

社員の声

Dさん
自動車事業本部 自動車技術総合開発センター
パワートレイン技術開発部
※組織名称は取材時のものです。

「走行中ワイヤレス給電」は、クルマ単体の話ではなくて、社会全体のエネルギーをどう扱うかという話につながっています。そのひとつのピースが「走行中ワイヤレス給電」の技術です。また、日本国内では高齢化や労働人口減少によって自動運転のニーズが高まってきており、「走行中ワイヤレス給電」も自動運転を支える一つの技術として重要であると考えられています。社会課題を解決する要素の技術開発に挑戦しているというのは、個人的にも非常に大きな意義があると感じています。

SOLUTION_02

「人に寄り添うロボット」を実現し、
社会に新たな価値を提供。

  • 社会課題への貢献
  • 新しい価値の創造

プロジェクトの起点

以前NSKでは、病院などで視覚障害のある方や高齢者を案内する「ナビゲーション機能付き障害物回避先導ロボットLIGHBOT™(ライボット)」を開発しました。ロボットが人のそばで働くことを考えたとき、大きなネックになるのが音です。どんなに優れた機能をもっていても、動くたびに大きな音がすると普及させることは難しい。LIGHBOTをさまざまな場所で実際に使っていただくうちに、静音性に優れたロボットにはたくさんの可能性があると感じたのが、開発のきっかけです。

NSKが提供したソリューション

これまで培ってきたNSKの技術を活かしながら、新たなロボティクスの市場を目指して生まれたのが「ダイレクトドライブ車輪ユニット」です。これは、NSKの高性能ダイレクトドライブモータ「メガトルクモータ™」の技術を応用しながら、モノを載せる・動かすという用途に焦点をあて、“人に寄り添うロボット”を実現する車輪ユニット。大きな特徴は、トラブルが起きた際にも人の力で容易に動かせるバックドライビリティや、新規に開発した専用ドライバで容易に走行を制御できること。そして、人に違和感を与えず、あらゆる場所で使うことのできる高い静音性を備えています。

社員の声

Gさん
新領域商品開発センター 技術開発第一部

ベアリングをはじめ、市場から求められているものを作る姿勢はこれからも変わりません。でも、今回のプロジェクトを通して、世の中が何を求めているのかを自分たちで感じて、開発する姿勢が身についてきたと思います。この開発をきっかけに、NSKがロボティクスの新しい市場を作っていきたいと思っています。

Kさん
新領域商品開発センター 技術開発第一部

新しい開発には、失敗したり、悩んだり、いろいろなことがあります。でも、最初に動いた瞬間、ほんの一瞬ですが、とても大きな喜びを味わえます。今回のプロジェクトを通して、ものづくりの楽しさ、開発設計の楽しさを、改めてメンバー全員が共有できたのも非常に良い経験になりました。

Yさん
新領域商品開発センター 技術開発第一部

メガトルクモータを車輪として使うのは、新しい発想で、これにより、騒音源である減速機を使わずに済むため、走行音が低減されています。試行錯誤を繰り返して開発しただけに、初めて動いた瞬間は本当にうれしかったですね。これからはお客さまのフィードバックを受けながら、ブラッシュアップしていく段階。早くダイレクトドライブ車輪ユニットを使ったロボットを見てみたいです。

※組織名称は取材時のものです。

SOLUTION_03

地球にやさしい乗り物にベアリングで貢献する。

  • 地球環境への貢献
  • 持続可能な社会の創造

鉄道車両用ベアリングに求められること

さまざまな移動手段の中で、CO2の排出量が最も少ないと言われているのが鉄道です。鉄道は、安全性と定時性に優れた乗り物であり、それらの実現に欠かせないのが定期的なメンテナンスです。国・地域によって使用環境も異なるため、それぞれで要求されるメンテナンス期間まで使用可能な耐久性がベアリングには求められています。近年では、生産労働人口が減少し、熟練工の方も減ってきており、社会の流れとしてもメンテナンスしやすいベアリングのニーズが高まってきています。

NSKが提供したソリューション

鉄道車両の車体を支え、走行するための台車という装置には、車体を支える車軸と、車軸に取り付けられている車輪を駆動させるための主電動機、駆動装置が搭載されています。NSKのベアリングは、台車を構成するこれらすべての部位で採用され、鉄道車両の安全に貢献しています。NSKの鉄道車両用ベアリングは日本国内の新幹線開発と共に成長してきました。高速回転への対応や、潤滑性向上など、これまで蓄積してきた技術力や知見を活用し、走行環境を考慮するなどした設計や開発・評価を進めてきたことで、現在では中国や韓国、ヨーロッパ、アジア圏など世界の多くの鉄道車両にベアリングを提供しています。

社員の声

Yさん
産業機械技術総合センター 産業機械軸受技術センター
鉄道・航空技術部

私たちの製品は人の命を預かるとても重要なものです。そのため、設計をする際は表面だけを見るのではなく、その根底にある理由を見るように心がけています。今後は、ますますグローバルのお客様も増えてくると思いますが、海外の技術センターとの連携をより深めて、市場の違いを理解しながら、技術を進化させていきたいと考えています。

Yさん
産業機械技術総合センター 産業機械軸受技術センター
鉄道・航空技術部

高品質で信頼性の高い製品を世に送り出すことが私たちの使命です。そのためにも、疑問を抱いた際はそれを曖昧にせずに、徹底的につぶしこむようにしています。将来的には、NSK製品が搭載された安全で信頼性の高い鉄道がどの国でも乗れるような未来を実現できればいいなと思います。

Hさん
産業機械技術総合センター 産業機械軸受技術センター
鉄道・航空技術部

日本の鉄道車両の安全性を支えてきたNSKの技術は、グローバルでも、安全で快適な生活の実現に貢献できると思っています。鉄道に携わる事業者とも積極的に会話をしながら、世界の環境にさらに貢献していくためにNSKとしては何ができるのかを考えていくことが目標です。

※組織名称は取材時のものです。

SOLUTION_04

全く新しい製品の創出で、
食品業界の未来を変える。

  • 新分野への挑戦

プロジェクトの起点

現在、NSKが量産化を目指している開発品に「食用油劣化抑制フィルター」というものがあります。食用油フィルターは、揚げ物をつくるフライヤーで使われ、食品を揚げた際のコゲなどを取り除くものですが、NSKのフィルターは油の劣化抑制効果があるため、食用油の交換、フライヤーの清掃回数が減る(=稼働率が上がる)というメリットがあります。この製品は、NSKで普段使われている潤滑油の酸化劣化を防ぐ技術を活かして新しいものを生み出せないかという社員の考えがプロジェクトの起点となりました。

NSKが提供したソリューション

プロジェクト開始当時は、食品という全く未知の業界に新しい商品を提供するという果てなき挑戦にも思えましたが、NSKのもつ4コアテクノロジーを活用し、様々な社員が関わり、製品の実現に向けて動いた結果、現在では量産化を目指し、製造パートナーを探すところまで、展開することができました。この製品が形になることで、NSKだけでなく、食品製造工場の業務や作業負荷も軽減することができ、また油の劣化抑制によって地球環境への貢献も期待することができます。

社員の声

Kさん
コア技術研究開発センター 有機機能材料領域
新素材研究グループ

従来品のリサーチのため展示会に行ったのですが、私たちが考えている高品質のフィルターはなく、ニーズがあると感じました。現在、所属している新素材研究グループでは、アイディア出し、材料の選定、生産工程の検討、お客さまの発掘まですべてに関わるため、とても大変ですが楽しくもあります。難しさと面白さは表裏一体だと感じています。

Kさん
コア技術研究開発センター 有機機能材料領域
新素材研究グループ

新製品の発案に関わることそのものに魅力を感じていました。今までの研究を生かし、組み合わせ、何をどうしたら製品としてモノになるのかを考える。こんな機会が多くあるのがNSKの魅力だと思います。

Yさん
コア技術研究開発センター 有機機能材料領域
新素材研究グループ

以前は材料の開発部門にいたのですが、そこではお客さまと直接接することはありませんでした。でも、今は生の声を聞き、その意見を開発に生かすことができるのが喜びです。これまでとは違う分野でNSKの製品が広がることで、より認知度が上がったらいいなと思っています。

※組織名称は取材時のものです。