(社)日本トライボロジー学会から「2018年度日本トライボロジー学会技術賞」を受賞

日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長・CEO内山 俊弘、以下NSK)は、一般社団法人日本トライボロジー学会*1より「2018年度日本トライボロジー学会技術賞」を受賞しました。今回の受賞は、厳しい環境で使われる転がり軸受の信頼性を高める技術を開発したことが評価されました。NSKは、世界トップレベルの技術力によって、今後も安全・快適・環境にやさしい社会の実現、産業の発達、機械の進歩に大きく貢献していきます。

*1:(社)日本トライボロジー学会: 1956年にトライボロジー(相対運動しながら互いに影響を及ぼしあう2つの表面の間におこるすべての現象を対象とする科学技術)に関する技術の向上を目的に設立された。

左から二人目:日本トライボロジー学会会長 香川大学 若林利明先生/NSK社員は(左から)、上光、佐藤、伏見
左から二人目:日本トライボロジー学会会長 香川大学 若林利明先生
NSK社員は(左から)、上光、佐藤、伏見

受賞内容

受賞テーマ:耐焼付き性に優れるDLC被膜転がり軸受の開発

転がり軸受は、厳しい使用環境下では、焼付きや摩耗などの表面損傷を生じることがあります。これを防止する方法としてDLC(ダイヤモンド・ライク・カーボン)被膜が期待されていましたが、DLC被膜は硬質なため剥がれやすいという課題がありました。

今回、DLC被膜内部に発生する応力やひずみを低減したことで、高面圧下で使用される転がり軸受の軌道面においてもDLC被膜を適用可能にしました。これにより、大規模空調設備用ターボ冷凍機においては、圧縮機支持軸受の使用個数削減と小型化が可能となり、摩擦損失を約50%低減させ、CO2排出量削減が可能です。また、製紙機械においては、ロール支持用の自動調心ころ軸受のスミアリング損傷(表面の微小焼付き)を長期に亘って防止でき、生産設備の安定稼動ならびに、メンテナンスの軽減が期待できます。

DLC被膜を採用した軸受/NSK開発DLCの断面

NSKについて

NSKは、1916年に日本で最初の軸受(ベアリング)を生産して以来、100年にわたり軸受や自動車部品、精機製品などのさまざまな革新的な製品・技術を生み出し、世界の産業の発展を支えてきました。1960年代初頭から海外に進出し、現在では30ヶ国に拠点を設け、軸受の分野で世界第3位、また電動パワーステアリング、ボールねじなどにおいても世界をリードしています。

企業理念として、MOTION & CONTROL™を通じて円滑で安全な社会に貢献し、地球環境の保全をめざすとともに、グローバルな活動によって、国を越えた人と人の結びつきを強めることを掲げています。2026年に向けてNSKビジョン2026「あたらしい動きをつくる。」を掲げ、世の中の期待に応える価値を協創し、社会への貢献と企業の発展の両立をめざしていきます。

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